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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > オオカミ史上最高に優しい最終話!
『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』レビュー

『オオカミちゃんくん』2人の“オオカミ”とオレンジ色の青春。番組史上最高に優しい最終話!

【告白3】なな・のせりん

 と、いうわけで、オオカミじゃなかったメンバーたちの告白結果もチェック!

 まずは最強ハッピーカップルののせなな。ラブラブから一転、読めないのせりんの行動でいっきに深まっていったオオカミ疑惑。

 だけどそれには理由があった。

 

のせりん「俺は正直過去にあまり恋愛をしてこなくて、こんなに自分のことをすごく好きって言ってくれる人に出会ってめちゃくちゃ嬉しい反面、ちょっと戸惑ってしまうような気持ちもあります。けどななちゃんが好きなので、僕は僕なりに僕のペースでやってもいいですか?」

 のせりんもななもオオカミじゃなかった! とびきりの笑顔で2人はハグ。

 

なな「これからもっと好きになってもらえればいいなって思う」

のせりん「俺もそう思います」

 恋愛の温度や速度って人それぞれ。のせりんとななの歩幅で、ちょうどいいペースで歩いていこう。ハッピー‼

【告白4】はる・にのん・うい

 ういとにのんの間で揺れ動くはる。長い長い恋の三角関係にも、ついに決着の時がきた。

……が、はるの前にいるのは、ういただ1人。にのんは告白へは向かわなかった。最終告白前の「月LINE」デートで、はるはにのんへ自分の気持ちを伝えていたのだ。

 

はる「俺が好きなのはういなの。こんなこと言える立場じゃないけど、にのんには感謝が1番でかくて。たくさんの時間を使ってくれてありがとう」

 にのんがはるに贈ったように、はるもにのんにある一文を贈った。同じ伊坂幸太郎さん作品の内の一つだ。

 

「『あの時、あそこにいたのが彼女で本当によかった』って幸運に感謝できるようなのが、1番幸せなんだよ」

  恋には破れてしまったけど、にのんはさわやかな笑顔。

 

にのん「大切にするね。いっぱい読む。本当にはるに会えてよかった」

 

・ 

 最終告白。悩みぬいて出したはるの答え。

 

 

はる「ずっと好きって言ってくれてういのおかげで本気で恋ができたし、本気で悩むことができました。大好きです」

はるとういのカップルが成立!

うい「傘いらない」

ういは傘を置いてはるの元へ。

はる「すみませんでした」

うい「待たせすぎ!」

 はるは単純に、にのんとういの2人の間で揺れ動いていた結果、オオカミに見えてしまっていたのだ。もう関係性がしっかりと出来上がっている2人が微笑ましい。ういちゃんには、優柔不断なところもあるはるを尻に敷くような、しっかりとした彼女になってほしい!

【告白5】しおり・ひびき

 兄妹のような関係から距離を縮め、両想いになったしおりとひびき。だけどひびきが脱落し、隣にはいつもりおがいてくれた。そんなしおりが最後に選んだのは……ひびきだった。

 赤い手紙を読むしおり。

 

「約束していたのに復活できなくて本当にごめん。もう一度しおりに自分の気持ちを伝えることができなかったのが本当に悔しい。その風船は俺からのプレゼント。俺がオオカミじゃなかった証として受け取ってほしい」

 涙のしおり。ひびきはオオカミじゃなかった。ひびきを信じて待ち続けた気持ちに、間違いはなかったのだ。しおりは赤い風船を受け取り、みんなの待つキャンプ場へと歩き出していった。

 今回の『オオカミちゃんくん』は、コンセプトカラーのオレンジそのものだった。

 前半は眩しいほどのエネルギッシュなオレンジ色。積極的に、明るくはっきり気持ちを伝えるメンバーたち。相手に切り込むようなトーク展開が多かった。だけど後半戦からは、秋のような渋いオレンジ色に変化。メンバーそれぞれの不安や成長。胸がギュッとなるような切なさが加わって、同じオレンジでも人生の深みが増していた。まだまだ奥深い『オオカミシリーズ』。

 青春はキラキラ。でもそれだけでは語れない物語がそこにはある。オレンジ色の青春を胸に……。

 次回の「オオカミ」とそのメンバーたちは、どんな色を見せてくれるだろう?

最終更新:2022/11/06 09:00
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