『オオカミちゃんくん』2人の“オオカミ”とオレンジ色の青春。番組史上最高に優しい最終話!
#恋愛リアリティ番組 #ABEMA #最終回 #オオカミちゃんくん
Z世代の恋模様をウォッチする、ABEMA『オオカミ』シリーズの最新作、『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』も、いよいよ最終回!
誰がオオカミで、誰がオオカミじゃなかったのか。どのカップルが恋を実らせ、どのカップルが涙の決別を迎えたのか。じっくり振り返ります!
<第12話>「オオカミだったとか関係ないよ大好き」
降りしきる雨の中に現れた、着ぐるみのオオカミと赤い風船。ついに迎えた最終回。運命の最終告白の時。
男女に必ずオオカミが潜む今回、まずは女子から男子へ告白する。オオカミではなければその後男子も気持ちを伝え、お互いに赤い風船を受け渡す。そしてオオカミならば告白を受けたあと、赤い風船を手放さなければならない。
【告白1】ももは・るい
オオカミの着ぐるみを被ったるいの前へ、ももはがやって来た。
ももはとるい。ラブラブで、キュートで、ずっとお互いを想い合ってきた2人。どうかこのカップルはオオカミじゃありませんように。これはきっと、全視聴者の願いだった……。
ももるいは、2人は第一印象からお互い惹かれ合い、「中間告白」で両想いに。順調に進むかと思いきや、るいが自分から動いてくれないことにももははモヤモヤ。でも、そこからるいはサプライズの王子様に変身し、積極的に行動。終盤は、2人が揃えばメルヘンな世界が発生する、今シーズンのオアシス的存在でもあった。何の疑いようもない幸せ感。今まで一途に、地道に育んできた愛。オオカミなわけがない。あとは風船を渡して、返すだけ。
手を伸ばすももは。るいがももはへ風船を渡した!
次はももはの番。オオカミの頭を外して、はにかむように笑うるい。
手を伸ばするい。笑顔のももは。風船を持つももはが近づいて、一緒に傘の入る。
傘をたたんだももは手を大きく広げ、るいと長いハグ。
oh! ハッピーエンド‼ そこで、ももはが言った。
2人のお決まりのやりとり。いつもなら目を開けると、幸せなサプライズが待っている。目をつぶったるい。涙のももは。飛んでいった、赤い風船……。
オオカミちゃんは、ももはだった。
……嘘だ。嘘だと言ってくれ‼ 切ない。悲しい。胸が痛い。この2人は、本当にカップルになってほしかった。その愛が、あまりにも美しすぎたから。大好きなももは・るいカップル。何度視聴者は、この2人に癒されてきたことか。あの甘くて優しい時間に戻ってほしい。画面に2人が映るたび、「かわいい」という言葉を何度も言いたくなる。
るいが静かに目を開けると、そこにもう、ももはの姿はなかった。ももはの置き手紙を読むるい。
・
この結末までの、ももはの動きを振り返る。前回ラスト、スタジオをザワつかせたももはの「月LINE」。ももはが誘っていたのはるいだった。遊園地での太陽LINEデート後、港を見下ろせる屋上のような場所に移動し、そのまま「月LINE」デートが始まった。
るい「泣きそうじゃない?」
ももは「最後はハッピーエンドで終わるつもりだし、もう泣きません」
2人は並んで海を眺めていた。船の汽笛が鳴る。
るい「5・4・3・2・1・0!」
るいの後ろから、ギュッと抱きつくももは。笑顔になる2人。
ももは「ちょっとやってみたかっただけ」
るいが振り向いても、その表情は隠れて見えない。
ももははこのとき、顔を見られたくなかったのだ。見たらきっと、るいは気づいてしまう。ぽろぽろと溢れだす涙。
るい「うん」
オオカミは、恋をすることができないルールだ。たとえ両想いになろうと離れ離れになる運命は変えられない。でも叶えられない嘘だったとしても、今だけは、伝えずにはいられなかった本音。振り向いたるいに、ももは涙を隠す。
ももは「さっき目が痛かったからさぁ、泣いてないよ」
るい「大丈夫?」
お互いに想い合っている愛が、キラキラと伝わってくる。
るい「一緒」
2人の別れを告げるように、もう1度船の汽笛が鳴る。
ももは「一生⁉ また来ようよ、一緒に」
ももはの優しい嘘。でもこれは真実。もしもももはがオオカミじゃなければあった、もう1つの未来。
本物のプリンセスのように可愛らしいももは。実はその裏で、オオカミという苦悩を抱えていたなんて……。にのんから、るいとの関係について「心配すること別にないでしょう?」と聞かれたももはが何も答えなかったのは、こういうことだったのか。
バレリーナのももはと、K-1ファイターのるいは、1つのことに打ち込んむ者同士、通じるものがあったのかもしれない。穏やかでピュアな恋。いつからか2人の間では、「目をつぶってて」と言ってサプライズを起こすのが定番になっていた。るいからは手作りのお守りや花束、ももはからはるいの刺繍入りタオルや服をプレゼント。るいの試合後には、「早く治りますように」とももはがおまじないをかけたこともあった。最初から結末が決まっていた恋だとしても、思い出たちはキュンと温かく照らしてくれる。るいと2人で見つけた四つ葉のクローバー。
でも、ももはが「目をつぶってて」のお願いをしていたのは、るいと別れる、最後のこの瞬間の予行練習だったのかもしれない。涙を見せず、楽しい思い出だけ残したまま去れるように。そう考えながら、過去のももるいデートを振り返ると、よけいに切ない。切なすぎる。
ももは「メンバー全員が幸せになりますように」
実はこのとき、ももははこんな願い事もしていた……。
眩しすぎる。尊い!
最終告白後のももはの言葉に、また涙。
ももははオオカミだったけど、本気でるいに恋をしていた。この夏の、2人の恋は永遠。
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