朝倉未来「BreakingDown」で、強烈なフリオチで顔になった10人ニキの本当のおもしろさ
#朝倉未来 #馬鹿よ貴方は新道竜巳
強さなし、本選出場経験なしの10人ニキ
「6」では「THE OWTSIDER(アウトサイダー)」の有名選手「啓之輔」「黒石高大」「高垣勇二」「樋口武大」「萩原裕介」の5人がオーディション参戦し、一桁違う強さを武器にしてスムーズに試合にブッキングされました。
また面白さが武器ならば、普段クールに振る舞っている朝倉を笑わせるぐらいの事をしなければならなりません。そして「Breaking Down 4」のオーディションで目立ったのが「10人ニキ」こと鈴木大輔選手でした。
自己紹介で「1対10のケンカで相手が武器持っていたが、1人残らずボコボコにして……」と武勇伝を語ると、朝倉の弟で格闘家&YouTuberの朝倉海選手から「最強じゃん」と言われ、朝倉未来にも「出てもらいたいですね」と言われました。その後、いろいろ質問されましたが結果的には、格闘技では何の功績もない人間(本人もケンカ以外は未経験)がオーディションでの30秒足らずの会話で、テストマッチをすることに。ところが対戦相手となった「にっけん君」にワンパンKOをされるというインパクトと裏切りを視聴者に与え、強さなし、本選出場経験なしで「Breaking Down」の顔となり、その名が一般の人にも知られるところとなりました。今や、朝倉のYouTubeをはじめ仕事のオファーが殺到しています。
10人ニキは「Breaking Down 5」のオーディションでも、初登場した「信原空」(勾配ニキ)にこれまたテストマッチで惨敗し、今のところ本戦には出場できていませんでした(5.5は出場したものの敗戦、「6」でついに出場予定)。そしておそらく自分でつけた「俺を落としたら見る目ナシ」というキャッチフレーズの演出も、結果的には毎回”自力で”オーディションから落選してしまっていたので、これがお笑い的に言うとものすごくフリが効いていて、彼のキャラクターを強調することに成功していたわけですね。
この10人ニキの例を見ていると、「面白い試合を演出できる選手」がオーディションのハードルを超えるひとつの基準となったことが、改めてわかります。それならば、100万人登録以上のYouTuberや、人気インスタグラマー、ティックトッカ―で格闘技経験のある人ならば、絶妙な見応えと反響を兼ね備えており、オーディションでそこまで大きなアクションをせずとも、視聴者に見たいと思わせることができるので、関門を潜り抜けやすそうですよね。この他にも今回は、”へずまりゅうの嫁”も参戦している女性のオーディションも見応えがあり、本戦も楽しみです。
新しい格闘技「Breaking Down」から目が離せません。
「朝倉未来のYouTubeメンバー脱退」アンチは企画の“必要悪”
放送作家の深田憲作です。 「企画倉庫」というサイトを運営している私が「あの企画はどこが面白いのか?」を分析し、「面白さの正体」を突き止めるための勉強の場としてこの連載...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
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