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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 本田翼の演技が物議を醸す理由

本田翼の演技が物議を醸す理由は「棒読み」ではない? 演技講師が考察

本田翼は、むしろ「棒読みにならないように気をつけすぎている」!?

 ところで、本田翼さんの演技が“棒読み”と形容されることがあると聞きました。しかし、私が見た限りでは、決して棒読みという印象は受けず、むしろ棒読みにならないように気をつけすぎているほどだと感じました。

 例えばほんの一例ですが、高校教師時代のあす花が佐神弾(高橋文哉)の歌を初めて聞いて感動するシーン。ここで本田さんは、笑いながら明るく「感動した!」と言っていて、少し軽い印象を受けます。

 ただこの場合、“教師を辞めてからも彼の才能を信じ続ける”ほどに深く感動しているわけですから、心の底から湧き上がるような感じで真剣に「感動した」と言ったほうが的確だったかもしれません(とはいっても、感情豊かで明るい主人公像を意識した上での演出だった可能性もありますから、一概に悪く評価してほしくないところではありますが……)。

 そもそも、視聴者がその瞬間に“期待する芝居”と、作り手が“意図している芝居”に誤差が生じることが多いと、「なんかあの人の演技って、違和感あるよね」となりがちです。このシーンをはじめ、いくつかの場面がその点が引っかかってしまったのかもしれません。

 また、現時点では“教師の夢を挫折した理由”が描かれていないため、「なぜ出会ったばかりの8LOOMに対してそこまで熱くなれるのか?」という疑問が残っていますよね。物語がまだ序盤ということもあって、あす花をどう応援したらいいのか……と困惑している視聴者も少なくないのではないでしょうか。ただ、そこはドラマが進んでいくと徐々に見えてくると思うので、焦らず待ちましょう(笑)。

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