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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 蛭子能収と有吉弘行の“待ち合わせ”

蛭子能収と有吉弘行の、不謹慎で悲壮感の欠片もない、露悪的な待ち合わせ

有吉との「絵を真剣に描く」約束を、蛭子は冬まで覚えているだろうか?

有吉 「もう、いいですか?」

蛭子 「うん。もう、いい(笑)」

 蛭子の終了宣言によって、今回の「有吉と蛭子さん2022夏」は終了である。

有吉 「どんだけ早く終わっても、ギャラは同じですから」

蛭子 「ハハハ! ギャラなんてそんなものは(笑)」

有吉 「本当ですか(笑)? 仕事は早く終われば早く終わるほどいいですから」

蛭子 「そうですね!」

有吉 「(笑)」

 このへんの蛭子らしさは、ずっと変わらない。さて、次の再会はおそらく今年の冬である。2人は、次回の約束を交わした。

有吉 「次、僕の希望は何か大きい絵を描きたいんですけど」

蛭子 「あぁ~、そういうのね」

有吉 「はい。もうちょっと、絵を真剣に描いてもらわないと困ります、こっちも、先生(笑)」

蛭子 「そうですね。真剣にするのは、もう変わりないです。もう、真剣にはしたいです。すべては、真剣!」

有吉 「あら、めずらしい! めずらしい宣言をしてくださいました」

 おそらく、今までと同じだろう。たぶん、これも適当な宣言だと思う。それが、蛭子流だ。「絵を描く」という約束を、彼が冬まで覚えているかどうかは疑わしい。ずっと、彼はそういう人だった。

 蛭子にとって、この再会企画はいい刺激になっていると思う。「どんな仕事でもいいからやりたい」と、彼は熱望していた。きっと、今後も定期的に「有吉と蛭子さん」は行われる。

 10月23、30日の2週にわたって放送された『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)は、ゲーム芸人・フジタと認知症の父を追った作品だった。そこに映し出された父子のやり取りは壮絶であった。つまり、家族だからできること、もう一方で赤の他人だからこそできることの両方があると思うのだ。

 VTR終了後、有吉はあえて露悪的にコメントした。

「蛭子さんを利用して、自分の好感度を上げてるんです」(有吉)

 有吉と蛭子はいつも、次回の約束をしてから別れる。その約束が果たされなくなるときは、きっといつか来る。そのときまで、有吉はこの企画を続けようとしている気がする。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2022/11/01 13:00
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