小室圭さんNY司法試験「合格ショック」を週刊誌はどう報じたか?
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旧統一教会問題と創価学会、公明党
さて、統一教会問題は政治と宗教という問題に光を当てたが、同様の問題は、統一教会の何十倍も大きな創価学会と公明党との関係にもあるはずである。
文春で、創価学会の元理事長だった正木正明(68)の息子で、約5年前まで創価学会の職員でライターの正木伸城(40)が、
「旧統一教会問題を、創価学会にとって対岸の火事にしてはいけないと思います」
と語っている。彼はこういう。
「僕は小さい頃からサラブレッドとして扱われてきて、学会が宗教的な争いを激しく展開していた時期には護衛が付いた特殊な『二世』です。僕が学会職員を辞してライター業をやっている今、旧統一教会の問題が起きたことで、二世の苦悩を広く知ってもらう機会が到来したと感じます」
伸城(のぶしろ)の伸の文字は、池田大作名誉会長のペンネーム、「山本伸一」から取ったという。さらに彼は、
「一番大きな違和感は『政治と宗教』の問題でした。当時、安保法制などを巡って公明党の政策が自民党にすり寄っているように見え、教義の『平和』に反するように感じた会員も少なからずいました。その過程などに賛同できず、僕もまた学会内で議論を試みました。すると、ある副会長に『公明党に反対するなんて、君は信心が足りないんだよ』と言われたんです。政策への疑問と信仰は全く違う話のはずなのに、宗教的な言葉で否定される。ショックでした」
創価学会は怖れているに違いない。統一教会問題が飛び火してくるのを。だが、ここでもう一度、創価学会を支持母体とする公明党という政党のあり方を、考える必要はあると、私は思っている。
公明党という政党の存在理由も、今一度、問い直したほうがいい。
さて、ようやく、統一教会との深いつながりが次々に明るみに出た、“瀬戸際”ではない山際(やまぎわ)大志郎経済再生相が辞職した。
「結局、教団との関係を認めてから76日間、醜態をさらしつつ、その座にしがみつき続けたことになる」(新潮)
新潮によれば、岸田官邸がなかなか、山際を辞任させられなかったのは、彼と同じ神奈川選挙区で前幹事長の甘利明が後ろ盾にいたからだと見ている。
だが、小さな穴が決壊すると、やはり統一教会との深い関係が取り沙汰されている萩生田光一政調会長も追い込まれるかもしれないし、ほとんど説明責任を果たさないままの細田博之衆議院議長なども、辞任ということになるかもしれない。
木原誠二官房副長官、森雅子首相補佐官も、統一教会の関連団体のイベントに参加していたが、公表していなかった。
そのほかにも、「脱税疑惑」が指摘されている寺田稔総務相や秋葉賢也復興相も、野党の攻勢に耐えられるのか。
まさに辞任ドミノという事態になりかねないのである。
さらに文春は、岸田首相が統一教会に対する解散命令請求の要件に民法の不法行為は入らないと答弁したが、一夜にして、それを変更してしまったことへの教会側の反発は、ものすごいものがあると報じている。
統一教会による民法の不法行為責任が認められた事案は、既に2件存在する。指揮・監督する人物としての責任を問う使用者責任が認められた事案は20件もあるというのである。
だが、岸田が守護神だと考えていた(?)統一教会側も、自らの存立の危機と感じたのだろう、岸田首相がそういった翌日、朝日新聞は「教団側、自民議員に『政策協定』 国政選挙前 署名求める 数十人規模か 応じた議員も」というスクープを報じた。これは教団側が提供したのではないかと、文春は見ている。
さらに教団側は、「岸田首相と教団側の幹部が一緒に写った写真もあると聞いています」(教団関係者)という不気味なことをいい出しているというのだ。
岸田が、こうした教団側の反撃に耐えられるのか? できなければ、岸田が辞任に追い込まれるかもしれない。
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