ペヤング、次なる一手は「豚バラ」か? 新商品「油そば」と「塩やきそば」が辛旨、悶絶!
#カップ焼きそば #ペヤング #カップ麺一行3昧
毎週のように新商品を発売し、カップ麺ファンを楽しませてくれるペヤングですが、今回は最近発売された新商品「ペヤング 豚バラ入り旨い辛さの油そば」と「ペヤング 豚バラ塩やきそば」の2品を紹介します。
どちらも「豚バラ」を使用しているという共通項があります。ここへきて、なぜぺヤングは「豚バラ」を強化しているのか……?
ペヤングは「もつ」を使った商品も多く出していますが、今回の「豚バラ」も参戦させて、肉へのこだわりで他社との差別化を図ろうとしているのかもしれませんね。
※ぺヤング「もつ」の新商品レビューはこちら
豚バラ肉とは、豚のあばらまわりの脂身の多い、家庭の焼そばでもよく用いられる部位です。昔はもっと安くて庶民的なイメージがありましたが、最近は豚肉の部位の中でも結構高い部類になってしまい、筆者はたまの贅沢以外では「豚こま」を買うことが多くなりました。でも、豚バラの脂と焼そばソースの相性のよさに後ろ髪を引かれ、スーパーの肉コーナーの前で悩んだ挙げ句、長時間立ち尽くす怪しい人になっていることもしばしば。
そんな、焼そばと好相性の豚バラ肉を楽しめるのが今回のペヤング2品です。チューブから捻り出したような形状のいつもの鶏挽肉も捨て難いものがありますが、「豚バラ」が「獄激辛」や「ペタマックス」シリーズに負けないペヤングの新たな武器となっていくのでしょうか。
ぺヤングの豚バラ①:「ペヤング 豚バラ入り旨い辛さの油そば」
「ペヤング」が豚バラ入りの激辛“油まみれ焼きそば”に!?
まずは、10月3日にセブンイレブンで先行発売された「ペヤング 豚バラ入り旨い辛さの油そば」250円(税別)。普通サイズのペヤング新商品は214円(税別)で発売されることが多い中で、今回はリッチな価格設定となっています。
なお、セブンイレブン以外でも、2022年11月7日に一般発売されるので要チェックです。
もちろん「豚バラ入り」が大きな特徴のひとつの商品ですが、赤いパッケージカラーからもわかる通り、激辛なのも特徴となっています。
「獄激辛」以前に世を震撼させた激辛カップ麺が、“灼眼のペヤング”もしくは“ペヤングの赤い彗星”こと「ペヤング 激辛やきそば」。その油そば+豚バラ入りバージョンとして、パッケージデザインも「激辛ペヤング」をオマージュしたものになっています。
先日出ていた珍商品の「ペヤング ソースやきそば迷油」は、通常のペヤングを油まみれにしたバージョンでした。今回の商品は「迷油」第2弾と言ってもよさそうですが、第2弾にして、すでに迷いは断ち切ったようです。人間は「不惑」まで40年もかかるのに、ペヤングさんはすごいですね。
※「迷油」のレビュー記事はこちら
ペヤング、7月新商品は“油3部作”!「迷油」ってナニモノ? 全レビューしてみた
2022年7月。「ペヤング」から3週連続で新商品が発売されましたが、「迷油」、「オリーブオイル」、そして「ガーリックマヨネーズ」という、まるで“油”縛りのような3商品。...豚バラ肉は油の多い部位ですが、そこへさらにこの大きな「調味油」を加えることで、「油そば」としての立ち位置を確固たるものにしているようです。北条の世を盤石にしていく『鎌倉殿の13人』の小栗旬さんみたいな感じですね。
油と豚バラで「激辛」ならぬ「激旨ペヤング」に!
「激辛ペヤング」と同じものと思われるソースに、「調味油」によるニンニク風味の油脂を組み合わせています。ソースだけ舐めてみるとかなり辛いのですが、「調味油」と合わせることで辛さがマイルドになっています。
「激辛ペヤング」が初めて登場した2012年当時はあまりの辛さに悶絶したものですが、ここ数年は「獄激辛」などでペヤングさんに散々鍛えられ、筆者に辛さ耐性がついていることも大きいかもしれません。
辛さよりもむしろ、豚脂による豚の旨みや油に入ったニンニクによって、「激辛ペヤング」よりも猛烈に旨みが増しており、辛さは旨味を引き立てる脇役に徹しているとすら言えそう。「赤い彗星」は「通常の3倍」の性能でおなじみですが、辛さではなく旨みが3倍になっており、三冠王の村上宗隆選手もびっくりの、隙のない味に仕上がっていました。もはや、チープさも魅力の“ペヤングらしさ”は微塵も感じられません。
商品名は「油そば」ですが、油そばというよりは“油まみれの焼そば”で、ニンニク風味の脂が焼そばの炒め感を増幅させ、よりリアル焼そばらしくなっているのも大きな魅力です。巷の油そばは名前ほど油まみれではありませんが、こちらは「油まみれの焼そば」略して「油そば」でした。
あまりにキャラが濃い商品なのですっかり豚バラのことを忘れてしまっていましたが、豚バラもすごいことになっています。脂身の多い豚肉チップがかなりたくさん入っており、これ、おそらく他社の大判チャーシューの2枚分近くありそう。豚のおいしさを、肉と脂の両方で堪能できるパワフルな存在です。
豚バラはすこし甘めに味付けされており、油と辛さのソースの中に入ってもしっかり目立っていました。さらに、少ないながらいつもの鶏挽肉も入っていて、これは価格以上にリッチ。今回はソースだけでも十分インパクト大ですが、具もかなり衝撃的です。
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