『科捜研の女2022』大胆テコ入れの評判は? ネットの口コミは大荒れ
#テレビ朝日 #沢口靖子 #科捜研の女
沢口靖子主演の人気ドラマシリーズ『科捜研の女』(テレビ朝日系)の新シーズン『科捜研の女2022』が、10月18日から放送をスタートした。これまでの人間味あふれるコミカルさがなくなり、スタイリッシュでミステリアスな雰囲気にリニューアルされた同作だが、「暗い雰囲気がどうしても受け入れがたい」と困惑しているファンも多いようだ。
同作は長年「木曜ミステリー」枠で放送されていたが、同枠の廃止に伴い、今期新設された火曜午後9時のドラマ枠に移動。7月にリニューアルが発表された際には、髪をオールバックにイメチェンした主人公・榊マリコ(沢口)のイメージビジュアルに、ドラマファンからどよめきが起きた。
10月25日に放送された第2話では、京都府内の大学の化学研究室のサーバーがハッキングされ、危険な毒ガスの製法データが盗まれる事件が発生。犯人がウェブ通話での交渉を要求してきたため、藤倉甚一(金田明夫)はその交渉役をマリコら科捜研に依頼する。
交渉では、犯人の兵働耕春(森崎ウィン)がマリコにゲームをしようと持ちかけ、不正解なら毒ガスをばら撒くと脅迫。物理研究員の君嶋直樹(小池徹平)は画面上の兵働の不自然な動きから、一つの可能性を示唆する……というストーリーだった。
今シーズンからミステリアスなBGMや、あえて暗い照明でシリアスさを演出している同作。加えて第2話では、プログラムやウェブ通話、AIなど、近代的な要素がふんだんに盛り込まれ、まさに生まれ変わった『科捜研の女』が強調されることとなった。
今シーズンはスタッフの試行錯誤が端々から見て取れるが、ネット上では案の定、賛否が飛び交っている様子。テレビ情報サイト「Yahoo!テレビ」の口コミ投稿欄「みんなの感想」を見ても、「科捜研の女に求めているのはこれじゃない」「前の路線に戻してほしい」「演者の演技は変わらず好きなのに、ずっと画面が暗くて、何より音楽とカメラワークが残念すぎる」などとネガティブなコメントが目立つ。
また、今シーズンから加入した小池と入れ替わる形で、研究員の橋口呂太役でレギュラー出演していた俳優・渡部秀が卒業。橋口は第1話で、教師を目指して文部科学省の化学教育機関へ研修に行ったことが判明したが、視聴者からは「え、ロタくんの卒業回ないの? 扱いひどくない?」「5年以上もレギュラー出演したのに、あっさりすぎる。これまでの『科捜研の女』では考えられない」と不満の声も目立つ。
さらに、第1話では平均世帯視聴率11.9%の2ケタ発進となったが、第2話では8.9%を記録し、3ポイントも下降。これが“視聴者から見切りをつけられてしまった”ということなのか否か、今後の推移を見守りたいところだ。
TVerの「お気に入り」登録数では、『夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~』(テレビ東京系)や『束の間の一花』(日本テレビ系)といった深夜ドラマを下回るなど、不安要素も多い『科捜研の女2022』。ネット上では「新メンバーの小池徹平がいい」「新しい科捜研の女にワクワクしっぱなし」と好意的な感想も見られるが、多くのドラマファンから受け入れられるだろうか。
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