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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 「復活発表」にひびきの姿は…?
『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』レビュー

『#オオカミちゃんくん』11話「復活発表」にひびきの姿は…? 第一印象は“最悪”だったリーダーの告白

<しおり>
ひびきと両思いになったのに…りおのアプローチにも涙

 最初はお互い好きな人が違い、兄妹のような関係性だったひびきとしおり。そこから徐々に距離は近づき、ついには両想いに。脱落後も、しおりはひびきの復活を信じて待っていた……。そんなしおりのことを気にかけ、見守ってきたりお。アトリエでの2人の会話が切なかった。

 

りお「なんかしおり変わったよね、いい意味で。ひびきともいろんなことあったな」

しおり「してほしいね、復活」

りお「復活はしてほしいし、戻ってきてそれであなたが喜ぶなら、俺はそれでいい」

 好きな人が本当に好きな人と一緒になってほしい気持ち。やっぱりりおは、ハナミズキの男(※一青窈さんの曲で、好きな人を応援する歌)。

 

りお「なんか俺がしおりにしてあげられなかったことは、奴(ひびき)はしてあげてたし、そっからだと思ってて、しおりが打ち解けたの。今のしおりがあるのはひびきのおかげだなぁと思うから、それで喜んでくれるならそれがいいなぁと思います」

しおり「ありがとう」

 りおの告白を、しおりはどう受け取ったのだろう? ライバルのひびきがしおりを変えた。それも認めたうえで、全てを受けとめる覚悟。もう愛しかない。でもりおだって、しおりの心をほぐした偉大な存在。そのことを、りお自身も知っておいていてほしい!

 アトリエで作業する最終日。全員で完成に向けてラストスパートをかけ、残すはひびきの復活発表を待つのみとなった。

<復活発表の日>
そこに、ひびきの姿は…?

 倉庫に今まで作った光のアート作品を設置していく。ひびきとの思い出を語りながら作業するメンバーたち。

 

なな「てか、ひびきが1番変わった!」

のせりん「俺、最初のイメージ最悪だった」

しおり「大嫌いだったもん!」

 最初にそんなことを思っていたなんて信じられないほど、今ではひびきが大好きなメンバーたち。しかも、悪い印象を抱いていた2人が、1番仲良くなってる!

 最後にひびきへ宛てたメッセージが書かれた風船を浮かべ、世界で1つの、光のアート空間が完成‼

 TGC(東京ガールズコレクション)のときの衣装に着替え、いよいよひびきの復活発表の時。目の前にはメンバーたちのシルエットが描かれた、10人分の和傘がある。「赤い手紙」を読むりお。

 

「これから脱落者の復活について発表します。脱落者の傘と衣装に明かりが灯された後、全員で10秒数えてください。点滅した全ての傘が10秒以上光り続ければ脱落者は復活となります」

 

 10秒以上光り続けたら、ひびきが復活する。またひびきと会える。張り詰めた空気。祈りながら、全員で数える。

 

「10・9・8・7・6・5・4・3・2……」

 あと1秒!

 

「⁉」

 目の前が真っ暗になった。……そこで、光は消えてしまったのだ。

 ひびき復活は、叶わなかった。

 暗くなった壁に、映像が映し出される。脱落発表で最後にひびきが残したメッセージ。続いてひびきとメンバーとのオンエア外の知られざるやりとりが流れ、「ああヤバイ……」のせりんの目にも涙が浮かぶ。

 映像の中で、こんなシーンがあった。

 

のせりん「後悔残ってる人いる?」

ひびき「ないかなぁ。自分のやりたいように恋してた。あんたらが思っている以上に好きだよ。しおりのこと」

 これを聞いたしおりは、涙が溢れて止まらなかった。男子の中で一番積極的だったひびき。まっすぐに、自分の思いを貫いたのだ。

 現れたひびきの風船には、こんなメッセージが書かれていた。

 

「しおり約束守れなくてごめんね。ひびき」

 泣いているしおりに、女子メンバーが集まってきてハグ。歴代のオオカミシリーズでも、かなり強い絆を感じる今のメンバーたち。

 その絆を作ったのは間違いなくひびきだったと思う。みんなを励まし、盛り上げ、歌も歌うなど明るく照らしてくれた。ひびきの周りには、いつだって笑顔の輪が広がっていた。

 最後に全員が円になり、ひびきがよく言っていた掛け声で締めくくった。

 

にのん「(最後までひびきのために)頑張ってーいきまーっしょ――う‼」

 

〈最終回直前のLINE連発〉

 この夜の帰り道、「太陽LINE」と「月LINE」が連発! もはやみんなの行動が謎に見えてくる異常事態。こんな一斉に使ったのは歴代オオカミシリーズでも1位かもというほど、怒涛に鳴り響くLINEの通知音。

 順番にまとめてみると、送り主がわからないのが月LINEを使った3人。

 

〈太陽LINE〉るい→ももは「ももは最後まで一緒に過ごしたいです」
〈太陽LINE〉のせりん→全員「最終告白の前にみんなでアトリエで会えませんか?」
〈月LINE〉にのん→はる「はる最終告白前に会いたいです」
〈月LINE〉しおり→?
〈月LINE〉ももは→?
〈月LINE〉りお→?

 まず、にのんとるいはわかる。問題はその次からだ。しおりの「月LINE」は、たぶんりおじゃないだろうか? ひびきが復活できなかった今、しおりは何かしらの気持ちをりおに伝えると思う。

 過去作『月とオオカミちゃん』で、脱落して復活できなかった恋のライバルと「月LINE」を使って再会するという展開があった。だから逆にりおが送ったのはひびきで、ひびきが復活できなかった今、しおりへの想いを伝え合うのではと予想。

 そして、ももはの謎の「月LINE」の相手は、女子なような気がする。前作の『彼とオオカミちゃん』でも最終回直前、まいらちゃんが謎のLINEを使った。その目的は、女子メンバー全員を集めての、リラックスお疲れ会。今回女子メンバーから告白することが決まって、その密談もあったりするのかも……。

 だけど、のせりんの「太陽LINE」はどういうことだろう? ななだけじゃなく、みんなにというのが謎だ。何か全員の前で伝えたいことがあるのか、はたまたサプライズ!?

 最終回、しっかりと見届けなくては!

 

〈今週のオオカミ予想〉

女子メンバー:
 前からちょっとずつ怪しいと思っていたしおり。最初の頃、メンバーの恋の行方によって誰を好きになるか決めている感じがあったり、ひびきから「太陽LINE」が来た時も、なぜか嬉しそうには見えなかった。他のメンバーがオオカミ予想をしていても、しおりからは話さないところも気になってた。自分がオオカミだから、心苦しさから聞き役に徹している?

 でも、今は本気でひびきを好きになっているように見えて、オオカミちゃんだとしたら相当つらいはず!

男子メンバー:
 のせりん。今回のデートで感じた違和感。のせりんは感情を封印して、これ以上ななを好きにならないようにバリアを張っている? 自分を俯瞰して見ることで、あえて冷静さを保っているようだった。

 オオカミは本来、恋をしてはいけない存在。本当の恋をしても報われることはないのだ。本気で好きになったら、大きな波が心にやってくる。抑え込めない感情が襲ってくる。ななのため、いや自分のためにも。傷が深くならないように……。

 そして、思い返せばのせりんが変化したのは、「脱落発表」後からだった。これは何か関係がありそう! もしのせりんがオオカミで、代わりに親友のひびきが脱落してしまったのだとしたら……。その存在が大きければ大きいほど、罪悪感を感じずにはいられないはずだ。ある意味、のせりんの正義感が今、メンバーや視聴者に違和感を与えているのかもしれない。

 

最終更新:2022/10/30 12:15
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