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日刊サイゾー トップ  > “何か持っている”小室圭さんの3度目合格

小室圭さんは「何か持っている」? 司法試験3度目合格の快挙に日本中が茫然自失

「統一教会二世」が両親と決別するまで

 次も文春の「統一教会二世」の告白。

 約6年前、小川さゆり(仮名・26)は両親に向けて遺書を書き上げたという。

「私が死んだのはお前らのせいだ。でも大好きだったことも嘘じゃない 悔しい 悔しい生きていたかった 愛し愛されたかった」

 東京・丸の内の日本外国特派員協会で10月7日、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の元二世信者・小川さゆりが記者会見に臨み、合同結婚式の末に生まれた「神の子」として育てられた自身の窮状を切々と訴えたという。

 だが、会見場が緊張感に包まれたのは、それから約50分後のことだ。

「旧統一教会の方からメッセージが届きました」

 そういって、同席していた小川の夫が、A4サイズのFAXを手にして言葉を続けた。

「ここには彼女の両親の署名が入っています。『彼女は精神に異常をきたしており、安倍元首相の銃撃事件以降、その症状がひどくなって、多くの嘘を言ってしまうようになっています。そのため、この会見をすぐに中止するように』というメッセージが届きました」

 1週間後の10月14日、統一教会広報部はこの中止要請について、

「小川さんがこれ以上公の場に出ることで、ご本人の症状が悪化することを心配した『親心』からです」とコメントしたのである。

 小川が憤りを隠さずにこういう。

「あのFAXは会見を止めるための脅しだと思いました。両親は私の病気について一切向き合わず、放置してきました。両親も協会も『悪霊の仕業だ』『あなたの努力が足りない』と取り合ってくれなかった。急に親心と言われても違和感しかありません」

 1995年、小川は6人きょうだいの長女として生まれた。父は国立大で神学を学んだ後、米国に本部を置く統一教会系の統一神学校に留学した経験を持つ、筋金入りの信者だった。

 家には壺や聖書が溢れ、祝福二世として育てられたという。

「教会では『神の子である祝福二世は生まれながらに罪がない』と言われ、それゆえに『絶対に血を汚してはいけない』と徹底的に教えられるのです」(小川)

「礼拝では、たびたび『自由な恋愛は殺人以上の罪で地獄の底に行く』と洗脳教育を受けた。加えて、彼女を苦しめたのは、経済的困窮だった。献金のため家計は逼迫し、美容院にも行かせてもらえない。父から『お前はこの髪型が一番似合う』とおかっぱ頭にされ、服は全部親戚などのお下がり。伝道に明け暮れる母の代わりにきょうだいの食事を作るのが、小学校時代の彼女の役割だった」(文春)

 高校3年の頃、小川は協会が主催した「原理講義大会」で全国2位になったという。

 ある公職者に肩を抱かれ、身体を触られたこともあり、精神病院へ入院したこともあった。

 彼女が両親と決別したのは約6年前。数年後に今の夫と知り合い、今年4月には長男を授かった。

 小川は、高額献金の規制、団体の規制と解散、被虐待児を守るという柱を掲げ、立法措置を訴えている。

 岸田首相も遅まきながら、ようやく、統一教会解散も視野に入れて動き出したかに見える。
小川の思いが現実のものになるのか。注視して見ていたい。

 

 私が考えていた以上に、アントニオ猪木の死は、まだまだ広がりを見せている。

 サン毎で40年に渡って親交のあった作家の村松友視が、猪木との思い出を書いている。一部を紹介しよう。

「モハメド・アリは、白人による黒人への蔑視、迫害に反抗する黒人運動の急進派に属していたが、黒人の無意識の中に知らぬうちに巣食っている白人的な美学や価値観などを、リングの内外を問わず暴き出して追及し攻撃した。

 一方、アントニオ猪木は、世間から軽視、蔑視、差別を向けられたプロレスラーを表看板に、世間の価値観に挑戦し世間的常識の壁を破る目的をエネルギー源とし、その姿勢を持たぬプロレスへも攻撃の矛先を向けつづけた。

 アリとアントニオ猪木は相似形だな……。“世紀の凡戦”と揶揄、誹謗にさらされた二人が、二人だけにしか理解できぬ潔い心の通い合いをアントニオ猪木引退のリングの中で確認し合っている。すさまじい、贅沢な構図だと思った。

 引退儀式の後、自作の詩の朗読がながれる中、アントニオ猪木はファンの大歓声や拍手に送られるように花道を奥まで歩き、不意にくるりと体を回転させるや、例の百万ドルの笑顔を開花させ、『バカヤロー!』と叫んで、闇の中に消えた」

 アントニオ猪木は幸せな男だったな。

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