オードリー若林正恭、日向坂46と変化と揺れのコミュニケーション
#オードリー #若林正恭 #テレビ日記 #日向坂46
テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(10月16~22日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。
若林正恭「本来こうなのかもなぁ。大人のお仕事って」
番組のエンディングで、オードリーの若林正恭は自身の“負け”を認めた。
13日と20日の2週にわたって放送された『じゃないとオードリー』(テレビ東京系)。誰からも「オードリーじゃないと」と言われる存在になるために、若林と春日俊彰が“修行”をする。そんなコンセプトの番組だ。
なお、プロデューサーは佐久間宣行。本来裏方の彼が出役にもなった今では、この番組も若林と春日が“修行”をするというよりも、佐久間が“修行”をさせる構図に見えたりもするけれど。いや、実際にそうだという話ではなくて、そう見えてしまうという話。
第2弾となった今回は「オフゼロオードリー」と題した企画がお送りされた。
オードリーは、番組の本番以外では共演者とあまり積極的にコミュニケーションをとらないらしい。いわゆる“オン”と“オフ”の切り替えがはっきりしている。カメラが回っていないところでの“暗さ”がイジられる芸人は多いが、コンビの2人ともがそう指摘されるケースはあまりないかもしれない。
で、今回お届けされたのは、そんなオードリーに本番以外でも“オフ”にならずに“オン”の状態で過ごしてもらうという趣旨の企画である。日向坂46との番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)の収録があったこの日、オードリーは楽屋で2人で過ごしている時間から、メイクの時間、収録の合間の時間まで、約10時間ずっと“オン”の状態で周囲とコミュニケーションを図っていく。そんな企画内容を佐久間から聞かされたオードリー。若林は嘆いた。
「もう『黄金伝説』じゃん」
自分たちだけの楽屋で盛り上がる2人。ボケを連発してメイクさんを笑わせる2人。打ち合わせに来たスタッフを盛り上げようとする(が失敗する)春日。『日向坂で会いましょう』の収録のためスタジオに入ると、スタッフを盛り上げて場をあたためる若林。普段の2人には見られない行動のようだ。収録前に周囲に積極的に話しかけていた若林は、番組がはじまった途端タイトルコールを噛んでしまう。そんなシーンが効果的に挟まれ、「いま2人は慣れないことをしています」という印象を一層強める。
いつもとは違う若林と春日。そんな2人に、日向坂のメンバーも思わず笑顔がこぼれたり、いぶかしんだり、怯えたり、それぞれのリアクションを見せていた(なお、この企画のためオードリーにはずっと密着のカメラがついていたのだけれど、日向坂メンバーやスタッフには「マジメなドキュメンタリーで密着されてる」と説明されていたらしい)。
ずっと“オン”の状態で過ごす2人は、スタジオを出たあと疲労困憊の様子を見せる。若林は自然と春日に寄りかかる。そして、少しずつ自分たちの心境の変化も語り始める。
若林「本来こうなのかもなぁ。大人のお仕事って。若い人にリラックスしてもらって」
春日「与える側になったってことだな、春日は。与えられる側から」
オードリーの成長ドキュメント。いや、オードリーの2人はもちろん少なからず演じているのだろうし、編集の妙も当然あるのだろうけれど、こういう“成長”のストーリーの上に乗ったオードリーには独特のリアリティが宿る。徐々に変化を見せていく2人は、この“修行”の末に何を見るのか。
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