『オオカミちゃんくん』で話題! 新野尾七奈インタビュー「Z世代って意識したこと、ないんです」
#インタビュー #あぷ噛む
Z世代の恋愛模様や友情をウォッチする、ABEMAの恋愛リアリティ番組「オオカミ」シリーズの最新作『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』に出演し、その一途な姿勢と明るくハッピーなオーラで“なな推し”を大量発生させた、モデル・新野尾七奈(しんのお・なな)。
「オオカミちゃんくん」以外でも、美容雑誌やアパレルブランド、コスメの広告などで、彼女のビジュアルを見かけたことのある方はきっと多いはず。そんなハッピーニューアイコンのパーソナルな部分にフォーカスしてインタビュー! プライベートからお仕事まで、どこよりも深~く、聞いてきました。
新野尾七奈(しんのお・なな)
2002年生まれ、神奈川県出身。ビューティー誌を中心にモデルとして活躍中。幼い頃からモダンバレエやバドミントンに取り組み、ピラティスや、ゲームセンターのドライブゲーム「WANGAN MIDNIGHT MAXIMUM TUNE 6 (湾岸マキシ6)」などアクティブな趣味を持つ。特技はタロット占い、一緒にいる人をハッピーにできること!
サウナに行くと、ラブマイセルフになれるんです。
――『オオカミちゃんくん』を見て、“なな”の明るいハッピーオーラにノックダウンされてファンになった方も多いのではと思います! 今日も『オオカミちゃんくん』そのままの新野尾さんという感じですが、そのハッピーマインドの秘訣は?
新野尾七奈(以下、新野尾):友だちも「オオカミ観たよー」って毎回、LINEで感想をくれていたんですけど、「そのままの新野尾すぎてまじウケる」って言われてました(笑)。
恋の相手はもちろん、友達や家族には、「私と一緒に時間を過ごしてくれてありがとう」って感じです。関わってくれるみんなのことが大好きなのですが、恋愛も友達も家族も、好きな人とずっと一緒にいられるって保証はどこにもないじゃないですか。人の気持ちはいつ変わるかわからないし、もちろん自分もそう。だから、プラスなことやポジティブな感情はその場ですぐ相手に伝えるようにしています。
私は人をハッピーにすることが大好きなんですけど、自分自身も楽しんでいたくて。だから、なんだろう……とにかく、今を楽しむ心でいます!
――相手にも自分にもフェアな新野尾さんの姿を見て、元気や勇気をもらった視聴者も多いと思います。
新野尾:言葉って難しくて。自分の言おうとしたことと、相手が受け取ったことが違ったりする場合もありますよね。あとから「あれ言っておけば」って後悔することも。だから、友達と話しているときにそう感じたら、まずはちょっと、10秒くらい考えて。違うふうに伝わっちゃったなと思ったら、もし別の話題になっていたとしても、「ちょっと話戻るんだけどさ。言い方ヘタでごめんね」って謝ってから、「でもうち、これはこういう気持ちで言ったんだ」ってちゃんと伝えるようにしています。
あ、私、思ったこと全部言ってるのかも(笑)。
――特技のひとつが「一緒にいる人をハッピーにできること」の新野尾さんですが、自分自身のハッピーな気持ちがなくなりそうになったり、落ち込んだりすることは?
新野尾:私、落ち込むことは意外にすごくよくあるんですよ。そういうときは、無理やりテンションを上げようとはしないんですけど……とにかくたくさん寝る、泣く、美味しいものを食べる、で回復します!
あとは、メモに感情を書き出して、自分は今、こういう状況なんだって整理します。それから、信頼できる友達や家族に相談すると、「あっ、こういう選択肢もあるんだな」って気づくことができて、スッキリしたり。人が好きだから、人と会うと自然といつもの自分になれるのかも。
あと、サウナで浄化されること! サウナに10分くらい入って、水風呂、外気浴して……を5交替(!)くらいします。サウナに入ってると、「あのときこうすればよかったな~」って反省点がすごく浮かんでくるんですけど、そのあと外気浴のターンになると「でもウチ、頑張ったし!」って、すごくラブマイセルフになれるんです(笑)。
この間も、ちょっと悩んでいたときにサウナに行ったら、サウナ室のテレビでタレントさんが「超えられない壁は超えるんじゃなくて、遠回りすればいい」って言ってて、「それな!」ってなりました(笑)。
――コロナに始まり、紛争に円安……最近、世の中のニュースが暗いので、そんなマインドを見習いたいです。特にコロナになってからは、新野尾さんたち、いわゆるZ世代(1990年代後半~2010年生まれの若者)のみなさんのパワーを感じることが多い気がしていて。
新野尾:私もそうだし、私の周りの子もそうなんですけど、コロナになったからこそ、逆に本当に自分のやりたいことがわかる状況なのかなって思っていて。
例えば、コロナで学校の文化祭がなくなったけど、そういうイベントがやりたいなら自分たちで企画して実現するとか。お仕事も、オーディションは減っちゃったけど、前よりもシビアになっているなら、もっとSNSでの発信を頑張ろうって思えたりとか。
制限されたり、選択肢が狭まっているからこそ、自分の力でなんとかしようって思えるし、むしろ自分のやりたいことに真っ直ぐ、一生懸命になれているという感覚もあります。
――大人たちは「コロナで青春がなくなってかわいそう」とか言ったりもしていますが、それだけではないのですね。そもそも、Z世代とざっくりとくくられることを、新野尾さんはどう感じていますか?
新野尾:Z世代かあ……。私もそうらしいですよね。あんまり意識しないっていうか、自分がそうだって思ったことはないんですよ。
うちらの年代の特徴はあると思います。例えば、ちょっと昔なら、“普通”から外れてると周りの人から引かれるとか、ダサいと思われるとか、いろいろあったのかなと思うんですけど、うちらは「人それぞれだよね」とか、「それがあなただよね。いいと思う」、みたいなスタンスなんです。その人が自分自身を好きでいられるなら、それが一番いい。ラブアンドピースな世代かも。
ただ、根本にある愛は大切にしてほしいな。その軸が一緒なら、みんなそれぞれでいいな、って感じです。
――Z世代は多様性を尊重するとよく言われていますが、「それがあなただよね」という言葉は、まさにその象徴だなと思います。
新野尾:だから、Z世代とはよくくくられますけど、「Z世代はこうなんです!」みたいに思ってる子は少ないと思います。自然とそういう考えになっているというか、いい意味で、人に興味がないのかもしれません。
きっとうちらの世代って自由すぎると思うんですけど、それができるのは、上の世代の人たちが今の社会やカルチャーを作ってくれて、私たちをそう育ててきてくれたからだと思うんですよ。上の世代のきっちりしているところと、うちらの自由なところが調和して、今の日本を作ってる、みたいな。
――友達、家族、そして世代まで、全方位へのリスペクトですね。
新野尾:なんか、私って古いというか、言葉選びが古めかしいらしいんですよ。「びっくり」を「びっくりドンキー」って言うし、「当たり前」は「当たり前体操」って言っちゃう。悲しいときの「ぴえん」も、私なんか「ガーン」だし。友だちにも「お前、ちょくちょく古いよ」ってよくツッコまれます。洒落てないらしいです(笑)。
――ていうか、「ぴえん」ってもう古いんですって……?
新野尾:若い子たちはもう言ってないみたいですよ(笑)!
実は、私は顔立ちがクールで普通にしてるとスカしてるように見えるから、柔らかく聞こえるように意識してリアクションしているところもあって。だから、「うん。」じゃなくて「おけぴー」って言うとかして……やっぱり古いですか(笑)?
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