玉川徹氏、コメンテーターからリポーター転身も…期待されるのは関西進出?
#テレビ朝日 #玉川徹
テレビ朝日社員の玉川徹氏が10月19日、同局の『羽鳥慎一モーニングショー』に生出演し、安倍晋三元首相の国葬に関する事実誤認発言について謝罪。レギュラーコメンテーターを降板すると発表した。
安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相の弔事について「電通が入っていた」と、誤ったコメントをした玉川氏。今後は現場での取材を行い、それをリポートする形で番組に出演するとのことだ。翌20日には旧統一教会への解散命令請求についてさっそく取材し、同番組に生出演している。
「当初は失言を受けて、完全に番組から降板するという話でしたが、まさかの翌日に生出演ということで、一部ネットではブーイングが起きました。反発されることは想定できていたはずなので、テレビ朝日もある種の“炎上狙い”だったのかもしれないですね」(テレビ局関係者)
もともとはテレ朝ディレクターだった玉川氏。これまで記者の経験はなく、現場での取材などはほとんど行っていないという。
「取材ノウハウがあるわけでも、強い情報網を持っているわけでもない。だからこそ、今回の失言が起きたわけです。取材経験がないがゆえにしがらみがなく、他の記者にはできない取材ができる可能性もあるでしょうが、たいしたスクープは期待できないだろう、というのが関係者の声ですね。まあ、舌の根も乾かぬうちに番組に出演したということは、本人としては裏方に引っ込むつもりはまったくないんだと思いますよ。現場で取材をすると言いながらも、結局はコメンテーターとしての仕事がメインになるでしょう」(同)
現在59歳の玉川氏は来年、定年を迎えるが、そのままテレビ朝日を退社する可能性も指摘されている。
「仮に退社したならば、他局の報道番組やワイドショーから出演オファーが届くかもしれないですね。特に“炎上上等”なスタンスの地方のワイドショーにとって、玉川氏ほどオイシイ人材はいませんよ」(制作会社スタッフ)
関西を中心に活動するキャスターの辛坊治郎氏は、ニッポン放送のラジオ番組『辛坊治郎ズーム そこまで言うか!』で、玉川氏について「玉川さんがテレビで発言する権利は命を懸けても守ります!」と話した。
「辛坊さんの政治的スタンスは、玉川さんとまったくの逆と言えますが、玉川さんのことを“テレビ的に面白い”と感じているんだと思います。こういった発言をきっかけに、関西ローカルのワイドショーで辛坊さんと玉川さんが共演し、そこで舌戦を交わすことになったら、大きな話題になることは間違いない。玉川さんとしても、保守寄りな関西ワイドショーに乗り込んで、そこで建設的な議論ができれば、“ヒール役”として人気者になっていくはず。保守寄りであることを批判されがちな関西ワイドショーにとっても、ヒール役がいてくれたほうが“見かけ上の中立性”を保つことができるというメリットがある。双方が双方を利用するという関係性を築けるという意味で、関西ワイドショーと玉川氏の相性は結構いいと思います」(同)
失言によって表舞台から消えるかと思いきや、まったくそんなことはなさそうな玉川氏。むしろこれをきっかけに、テレビ朝日だけにとどまらない活躍を見せることになるかもしれない。
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