山崎賢人『ゴールデンカムイ』主演内定報道で波紋 原作ファンは「必要なのはイケメンより筋肉」
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人気コミック『ゴールデンカムイ』(集英社)の実写映画版について、19日付の「東スポWEB」が山崎賢人が主演に内定したと報じ、波紋が広がっている。「実写化請負人」と称される山崎に期待の声が上がる一方、原作ファンを中心に「イメージと違いすぎる」などと拒絶反応が起きているようだ。
野田サトル氏による同コミックは、日露戦争直後の北海道と樺太(サハリン)を舞台として、主人公の元軍人・杉元佐一らが死刑囚の隠した莫大な埋蔵金をめぐり、クセの強い男たちと争奪戦を繰り広げる物語。すでに原作は最終回を迎えたが、4期にわたって放送されているテレビアニメが高い支持を得るなど人気は衰えることなく、今年4月に実写映画化が発表された(公開時期は未定)。
今回の報道によると、山崎は主人公の杉元役に内定。現在放送中の主演ドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系)の撮影が終わり次第、『ゴールデンカムイ』の撮影に参加する予定だという。
このニュースがSNSで拡散されると、原作ファンから「山崎賢人じゃ細すぎる」「山崎賢人に罪はないけど、原作ファンが求めているのは服の上からでもわかる胸板の厚さや肩幅なんだよ」「金カムに必要なのはイケメンよりも筋肉でしょ!」「男臭くて筋骨隆々の杉元と体型も雰囲気も違いすぎる」などと批判的なコメントが殺到した。原作の杉元は“不死身の杉元”と呼ばれるなどタフさが特徴で、男らしい肉体派のキャラクターだ。同作にはほかにもたくましい肉体を持った男性キャラクターが多数登場しており、昨年放送のアニメ第三期では筋肉隆々の男たちのむせ返るような“サウナ回”がSNSで大反響を呼んだことも記憶に新しい。そうした作品の世界観と比べ、世間での山崎の印象は「線が細くてキレイすぎる」ということのようだ。
原作ファンからは「長瀬智也ならぴったり」「鈴木亮平なら納得できる」「ちゃんと実写化するなら鈴木亮平と長瀬智也が20人ずつ必要」といった声も寄せられ、Twitterのトレンドに「長瀬智也」「鈴木亮平」が入るという珍事が発生。また、SixTONESの森本慎太郎や、間宮祥太朗、アニメ版の声優を務める小林親弘らの名前も杉元役の候補としてあがっている。
しかし、その一方で山崎は数々のコミック作品の実写版映画をヒットさせてきた実績があり、これまで『四月は君の嘘』『斉木楠雄のΨ難』『一週間フレンズ。』『ヲタクに恋は難しい』など、少女漫画から少年・青年漫画まで幅広く実写版の主演をこなしてきた。特に、大ヒットコミックを実写化した『キングダム』は代表作となり、第1作目は興行収入約57億円の大ヒットで2019年の邦画実写作品の1位を獲得。今年7月に公開された『キングダム2 遥かなる大地へ』も翌月までに興収約45億3000万円を突破し、シリーズ累計で100億円超えとなった。
そうした実績から「山崎賢人なら杉元にしっかり寄せてくるのでは」「山崎賢人が主演ならヒットはすると思う」「山崎賢人はヒットに不可欠として、大事なのは杉元よりアシㇼパさんや鶴見中尉、尾形百之助とかのキャスティングだから」などと、山崎の主演内定情報に理解を示す声もあるようだ。
実際、山崎はすでに“役作り”中だとの指摘もある。
「山崎さんは確かに以前はかなり細身でしたが、6年ほど前からかなり意識的に肉体改造に励んでおり、特に大ヒットした2019年公開の主演映画『キングダム』ではアクションも多かったことからかなり鍛えたようで、同年発売された写真集では腹筋バキバキの姿も見せています。今年6月からはプロテインブランド『ザバス』のCMにも出演していて、以前より腕周りが太くなったのもわかります。
そして気になったのが、10月6日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)での発言。主演ドラマ『アトムの童』で共演している松下洸平さんと共にゲスト出演したのですが、撮影現場では松下さんとしょっちゅう“マッチョトーク”をしているというのです。筋トレが日常になっただけの可能性もありますが、『アトムの童』の役柄では特に筋肉は必要ない。しかし『ゴールデンカムイ』の撮影を控えているなら、今から鍛えている可能性は十分にありそうです。身長も178センチありますから、もう一回り身体を大きくしていけば批判の声も吹き飛ばす説得力が生まれるのではないでしょうか」(アイドル誌記者)
ただ、コミック作品の「実写化請負人」といわれる山崎にも不安要素はある。2017年に人気コミックを原作にした『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』に主演したが、こちらは珍しく大コケに。山崎は主人公の東方仗助を演じたが、この時も「身体の線が細すぎて仗助に見えない」といった指摘が目立ち、原作からの改変が多かったこともあって猛批判を受けた上に興行収入も振るわず。「第一章」と銘打っていたが、5年経った現在も続編制作のウワサすらない。
そういった負の前例もあることから、現時点では不安の声の方が多いようだ。また、あまりに山崎が多くのコミック実写化作品に出演していることから「安易なキャスティング」と感じられることも反発の強さにつながっているとみられる。
『ゴールデンカムイ』は熱烈なファンが多いだけに誰がやってもある程度の批判は覚悟しなくてはならないだろうが、本当に山崎が主演することになるのか、それともアッと驚くような意外性のあるキャスティングとなるのか、今後に注目だ。
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