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『ワイドナショー』終焉の雰囲気漂うのは松本人志のモチベーション低下原因?

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松本人志

 ダウンタウンの松本人志が10月16日、同日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』を体調不良で欠席した。松本は当日、ツイッターを投稿し、扁桃炎だったことを明かし、すでに仕事復帰していると報告した。

 松本をはじめ、普段スクープされる立場にある芸能人が、ニュースについて自由な意見を発信する『ワイドナショー』。番組内での松本の発言がネットニュースで取り上げられる機会も多く、つねに“話題の番組”だった。しかし、最近は少しずつ風向きが変わってきているようだ。

「松本さんは7月に番組内で“キリトリ記事禁止”という札をテーブルに置いて、ネットニュースサイトでの“こたつ記事”を禁止すると宣言しました。これをきっかけに、『ワイドナショー』がネットニュースで取り上げられる機会が明らかに減っています。いわゆる“こたつ記事”の是非についてはいろいろと議論はありますが、記事になることで番組の価値が高まっていたのも事実だったでしょう」(メディア関係者)

 松本の番組に対するモチベーションの低下を指摘する声も多い。

「今年4月から、松本さんが隔週出演になりました。毎週ニュースについてコメントするのは大変だし、叩かれることも多いので、いよいよ疲れてきたのでしょう。ただ、松本さんの意見を聞きたくて番組を見ている視聴者も多かったので、隔週出演になってつまらなくなったという声も聞こえてきます」(同)

 また、昨今の旧統一教会問題では、裏番組であるTBS系『サンデージャポン』に太刀打ちできていない現実もある。

「『サンジャポ』は、長らく統一教会問題を取材してきたジャーナリストの鈴木エイト氏が出演するなど、独自の取材も含めて報じています。また、爆笑問題・太田光さんが教団を擁護するかのような発言をすることもあり、とにかく話題です。

 一方で、『ワイドナショー』では独自取材は一切なく、他メディアが報じた情報をまとめるだけ。しかも、生放送ではないので情報の鮮度も低く、内容が薄くなってしまう。出演者たちのコメントも微妙にズレたものになりやすく、“ワイドショー”としての臨場感がないんですよね」(同)

 松本が隔週出演になった結果、そのほかのコメンテーターに対する比重が大きくなっている。しかし、そのコメンテーターたちに関するマイナスポイントもあるという。

「最近は武田鉄矢さんがよく出演していますが、かなり“昭和寄り”で保守的なコメントが多く、時代錯誤な雰囲気が出てしまっている。同様に三浦瑠麗さん、長嶋一茂さん、石原良純さんなども保守的なコメントが多い。また、松本さんもどちらかと言えば保守的ですが、昨今は時代に合わせてアップデートした意見も多く、なんとなく番組全体としての整合性が取れていないと感じることも増えています」(テレビ局関係者)

 こういった状況に、『ワイドナショー』の限界を感じているという声も増えてきている。

「本来は芸能人たちが、自分なりの素直で個性的なコメントをするのが面白い番組だったのに、もうその他の保守的なワイドショーと変わらなくなっている。松本さんのモチベーションも低そうですし、そろそろ“お役御免”といった感じなのかもしれません」

 近い将来、『ワイドナショー』の大幅リニューアルや“終了”といった展開もあり得そうだ。

 

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2022/10/21 09:00
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