トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 記者転身処遇にも賛否両論

『羽鳥慎一モーニングショー』での玉川氏、記者転身処遇にも賛否両論

『羽鳥慎一モーニングショー』での玉川氏、記者転身処遇にも賛否両論の画像1
テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』公式サイトより

 19日放送のテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』に謹慎していた同局コメンテーターの玉川徹氏が生出演し謝罪した。

 玉川氏は9月28日の同番組で安倍晋三元首相の国葬に出席した、菅義偉前首相の弔辞について「当然これ電通入ってますからね」と発言。実際には、電通は国葬に関わっていないことが判明し、翌29日に「事実ではありませんでした」と謝罪、同局から10日間の謹慎処分を受けていた。

 玉川氏は番組冒頭、スタジオではなく報道フロアから出演。「今回の私の事実誤認のコメントによりご迷惑をおかけした電通、および菅前総理大臣に対して改めてお詫び申し上げます。このような事実に基づかない発言をテレビでしてしまったということ、それは私の慢心とおごりがあったからだと反省いたしました。申し上げございませんでした」と謝罪し頭を下げた。

 そして今後について、「事実確認こそが報道の根幹である。その原点に立ち返るべきだ」との思いに至り「これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する。その基本にもう一度立ち返るべきだと考えました。そしてその結果はこの『羽鳥慎一モーニングショー』でお伝えする」と番組出演は続けるがコメンテーターは降板することを明かした。

 玉川氏は「視聴者の皆さんにもご理解いただけるとありがたく存じます。今後このような形で仕事を続けてまいりますが、ご支援のほどよろしくお願いいたします」ともう一度頭を下げ出演は終了。

 羽鳥慎一アナウンサーは「基本に立ち返るというのは、玉川さんの思いであり、テレビ朝日の考えであり、私も同じ思いです」とコメント。「番組をご覧いただいている皆さまの信頼を回復できるよう今後もしっかりと番組づくりを進めてまいりたいと思います」と頭を下げた。

 視聴者からは「玉川さん大人しくなっちゃうのかな~。羽鳥さんとのやり取り好きだったけどなぁ」「玉川氏辞めなくて良かったよ。しっかり取材して正確な情報のもと鋭い目線でのコメント待ってます」「玉川徹氏、謝罪コメントはたったそれだけ?『何故、事実誤認に至ったのか?』に対する説明は一切なかった」「玉川さん復帰とかテレ朝甘いな」などのコメントが投稿された。

 玉川氏の処遇を巡っては、賛否両論がなされており、今回の形でひとまずは決着がついた格好だ。

「今日の謝罪の中で、今後の動向について制作や局とも綿密に打ち合わせしたといわれていましたね。社内でも賛否はありました。玉川さんはコメンテーターとして若干大げさに見せる役割をになっていたし、一応人気はあるので結局は、社員の不祥事として社内ルールで捌いたというところでしょうか。それでも『降板』という話もあったので、うまい落とし所だったんじゃないでしょうか? まあ、本人が辞めたいと言いだしたら止めるほどでもない、ぐらいの感じもありましたけどね」(テレビ局社員)

 現場の記者というのは果たして、どの程度のものなのか……あらためて、今後の報道にも期待したいところだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/10/20 11:45
ページ上部へ戻る

配給映画