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アントニオ猪木、追悼番組でトラブル発生の“らしさ”
さて、「国葬に反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」というバカげたツイートをしたのは、三重県県議会議員の小林貴虎(48)だった。
この根拠は、高市早苗が講演でいっていたというのだが、当の高市は否定。小林は謝罪の電話を高市に入れたという。
事の真偽はまだ藪の中のようだが、それはひとまず置くとして、この小林議員、統一教会とのつながりの深さで知られると、文春が報じている。
2012年9月に、統一教会の聖地である韓国の清心平和ワールドセンターで挙行された文鮮明創始者の葬儀には、国の内外から3万5000人の信者たちが集まったというが、そこで配られた冊子に実行委員として、小林の名前が刻まれていたというのである。
小林は文春に対して、教会員だったことはない、冊子に名前を出されていたのは知らなかった、ショックで、完全に裏切り行為だ、教会側を訴えるといっている。
これも藪の中だが、小林議員が訴えを起こせば、少なくとも、現在は教会側と疎遠になっていることは立証されるのかもしれない。だが、その可能性はほとんどないのではないか。
アントニオ猪木を追悼する週刊誌やスポーツ紙が後を絶たない。死んでから、猪木という存在の大きさを、多くの人が改めて知ったに違いない。
虎は死して皮を残し、猪木は死して名を残した。だが、彼の遺骨とお墓をめぐって、争奪戦が起こっていると、新潮が報じている。
青森県の蔦温泉の目と鼻の先に、アントニオ猪木の墓があるという。この墓には田鶴子という、猪木が連れ添った4番目の妻が眠っている。
3年前にすい臓がんで永眠した。62歳だった。彼女は、猪木を心から愛したが、猪木の親しい人間たちを遠ざけてしまったことでも知られる。
猪木も生前、青森市の墓石業者に墓の建造を依頼し、5月には猪木も立会いの下、建立式と田鶴子の納骨の儀を行う運びとなった。
だが、なぜか遺骨は、ここではなく、神奈川県横浜市鶴見区の猪木家の菩提寺に埋葬されるというのである。
というのも、猪木の弟と猪木のマネージメント会社のオーナーが、田鶴子に含むところがあって、彼女と同じ墓に入ることに反対したというのだ。
NHKで予定されていた猪木の追悼番組も、田鶴子が出ている場面をカットしなければ、法的措置も辞さないというので、延期に追い込まれたそうである。
死んでもなお、トラブルの種をまき散らすというのは、猪木らしいといえばいえるのかもしれないが。
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