加藤綾子降板後の『イット!』が好調、フジ辞めアナの高待遇はもうなくなる?
#フジテレビ #加藤綾子 #宮司愛海
視聴率が長らく低迷しているフジテレビで、久しぶりに明るいニュースが舞い込んできた。
平日夕方のニュース番組『Live News から、カトパンこと加藤綾子アナウンサーから9月いっぱいで降板し、同局の宮司愛海アナにキャスターを変更後、上々のスタートを切っているからだ
「10月10日には世帯視聴率で6.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)となり、好成績をマーク。休日ということもあって、普段夕方にテレビを見ない人がリニューアルした番組を見たようです。視聴者の分布でも50歳以上の男性となるM3層がアップした。これまでスポーツ畑を歩んできた宮司アナを気に入っている男性が、多く新規参入したようです。その後も比較的安定しているので、宮司アナにキャスターをチェンジしたことは、大成功となったといえます」(民放関係者)
一方、同番組を離れた加藤については……。
「カトパンはそつなくキャスター業をこなしていましたが、年間で1億円近いといわれるギャラがかねてから問題となっていました。さらに、『イット!』は常に視聴率が低く、系列の地方局からも夕方のローカルニュースに悪影響があると問題視されていたんです。
日本テレビ系の『news every.』は、同局の藤井貴彦アナをメインキャスターとして成功している。その例もあり、局アナでしっかりとニュースを作ってほしいという要望が地方局からも多かった。なので、宮司アナに変わって出だしも好調なことは、全局を挙げて喜ばれていますよ」(フジテレビ関係者)
1億円以上の経費がそっくりそのまま浮き、さらに視聴率まで好調な『イット!』。フジとしては、宮司アナを“局の顔”として売り出していく気満々のようだ。
「これまで『イット!』では、カトパンの契約の問題などもあって、彼女を起用してさまざまなPRができなかったんです。そういった部分も系列局で不満の対象になっていました。その点、宮司アナならどんどん稼働できるので、番宣をはじめ販促物やスペシャル番組なども作っていくようです」(同上)
今回の宮司アナの抜擢。実は、今年6月に新社長に就任した港浩一氏の“功績”もあると言われている。
「港さんは、フジの全盛期に活躍していたわりには、『夕やけニャンニャン』や『オールナイトフジ』を手掛けるなど、素人を使ったカネをかけない番組作りがうまい。その後、おニャン子クラブなどのスターも輩出しましたし、つまるところ“素人好き”なんです。そんな港さんが、局アナをもっとうまく活用せよと号令を出しているんですよ。
また、カトパンが古巣の番組にいくつも出演し、局アナ時代の10倍近いギャラを得ていることで、女性アナたちの士気低下にもつながるのではないかと港さんは気遣っていたようです。最近では、退社したばかりの久代萌美アナなどもフジの番組に出演していますが、元フジのフリーアナウンサーは今後、これまでのように局を辞めても簡単に番組で使ってもらえるような高待遇はなくなりそうです」(スポーツ紙記者)
“素人”の扱いになれている港社長は、宮司アナを中心とした女性アナ再生の他に、新プロジェクトを立ち上げるという噂もある。
「『オールナイトフジ』の系譜を次ぐような、素人を取り扱う番組を考えているという話がある。時代が違うので素人の扱い方には注意が必要ですが、世界的にもオーディション番組の人気が続いていますし、うまくスターになれば自局で使えます。日本テレビのボーイズグループオーディション企画からデビューしたBE:FIRSTなどは、その好例でしょう。
実は、フジテレビは世帯の平均視聴率は不調が長く続いていますが、新たな指標になると言われ続けている50歳以下を指す“コア視聴率”はそこまで悪くないんです。オーディション番組で若者の支持をアップさせ、局全体に活気を与えようとしている。女性アナを新たな番組に起用して、相乗効果を生み出そうという話もあるようです」(民放関係者)
『Live News イット!』と宮司アナの成功をきっかけに港社長が仕掛ける新たな「フジ再生計画」は、果たしてうまくいくのか?
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