キングオブコント2022ではなぜ、“得点インフレ”が起こったのか?
2022/10/18 20:00
#馬鹿よ貴方は 新道竜巳 #KOC2022を語ろう #特集
過去のキングオブコントのファイナル進出とも比べるとすごいインフレ
今回いぬのネタは“キスするネタ”と言ってもいいぐらいメインで取り扱っていただけに、飯塚さんから酷評されたと一瞬思わされるのですが、89点は結構高いですし、よくよく考えればクロコップとの点差は1点しかないのです。あの得点と一言もまた、凄まじい高得点争いの演出になったのは間違いないでしょう。
続いて5番手ロングコートダディが461点。6番手のや団が470点、まだこんな高い点数の出演者が出てくるのかと思った次の7番手のコットンが、470点でもうわけがわからなくなり、8番手のビスケットブラザーズが481点とさらに塗り替えることにより、今までの高得点たちが低くすら感じさせられました。
まるで台本があるかのようなこの流れが素晴らしく、前半がピークかと思わせていたのにさらに尻上がりに伸びていく得点。その後も9番手ニッポンの社長455点、ここも低く見えてしまうかもしれませんが高いのです。そして10番手の最高の人間が462点。そこでちょっと待てよと思う瞬間がありました。実は2015年(優勝かまいたち)のファーストステージ3位通過の得点が、さらば青春の光455点なんです。
これはどういうことなんでしょうか?
2022年の決勝10組は考えようによっては全組、過去の大会ならばファイナルステージへと勝ち上がるだけの点が取れていたということです。それはインフレと思われても仕方がないだけの戦いになっていたという事になります。
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最終更新:2022/12/07 16:34
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