橋本環奈、紅白司会は本当に“大抜擢”なのか?「NHKらしいコンサバ起用」の評
#NHK紅白歌合戦 #橋本環奈
大みそかにNHKで放送される『第73回紅白歌合戦』の司会に、大泉洋、橋本環奈、NHKの桑子真帆アナウンサーが起用されることが発表された。さらにスペシャルナビゲーターとして、嵐の櫻井翔も登場する。
この4人の中で今回、初の紅白司会に抜擢されたのが橋本環奈。彼女の起用については「意外だ」という関係者の声も多い。
「紅白の司会というと、NHKの番組との関係性が強いタレントが選ばれる傾向にありますが、橋本はあまりNHKのイメージがない。事前の予想でも特に名前が挙がらなかったので、驚きましたね」(ベテラン芸能記者)
そんな橋本について、“スキャンダル”に関する不安な要素もあるという。
「橋本は自他共に認める酒豪で、週7で飲んでいると話したこともあるほど。先輩俳優たちとの交流も盛んで、飲み会などにもよく参加しているようですし、そろそろ大きなスクープがあるのではないかとも言われています。実際、芸能マスコミはしっかりマークしています。
でも逆に、そんな状況なのに、これまで決定的なスキャンダルが出ていないということは、やましい部分がまったくないと見ることもできる。NHKも身辺調査はしているでしょうし、スキャンダルについては大丈夫なのかもしれません」(同)
NHK色の薄い橋本を紅白の司会に抜擢した理由として、若い視聴者へのアピールを挙げる声も多い。
「橋本さんは、たくさんの漫画実写化作品にも出ていて、10代、20代での知名度はかなり高い。そういう点では、“若い視聴者へのアピール”という意味合いは強いでしょう。ただ、橋本さんが売れている本当の理由は、若者に支持されているからではなく、むしろ中高年に支持されているからだというのが業界内での“定説”なんです」(映画関係者)
福岡のローカルアイドルグループ・Rev. from DVLのメンバーとして活動していた橋本が大ブレイクするきっかけとなったのが、ご存知、2013年に2ちゃんねるやTwitterで大きく拡散された、“奇跡の1枚”と呼ばれるライブ中の写真である。この写真をきっかけに、橋本は一気に全国区となり、そのままスターダムを駆け上がっていった。
「当時はまだ、インスタグラムも日本で大きく普及する前。SNS利用者の年齢層も今よりも高かった頃です。2ちゃんねるやツイッターも、“大人”のユーザーが多かったんですね。そういった状況で、“奇跡の一枚”が広く拡散されたということもあり、橋本さんの支持層は当時から決して若者ではないと言われていました。
奇跡の1枚からもう9年ほど経っていますが、今でも5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の一部ユーザーの間では、橋本を“わしが育てた”的に支持する空気があります。ユーザーの高齢化が指摘される5ちゃんねるで、依然として厚い支持を得ているのが橋本さんなんです」(メディア関係者)
もし本当に、紅白を若い視聴者へ向けるのであれば、SNSで活躍するインフルエンサーと呼ばれるような存在をキャスティングすべきだという指摘も多い。
「YouTuberでもいいし、TikTokerでもいいのですが、一般知名度はそこまででも、若者の間で熱烈に支持されている人はいくらでもいます。橋本さんにはそういったイメージは一切なく、ファッションリーダー的な立ち位置でもない。実際に若者へのアピール力が高いかと言われれば、必ずしもそうではないと思います。
橋本さんの“奇跡の1枚”のイメージは今なお強く、特に最近のSNS事情には詳しいわけではない中高年にも圧倒的な知名度を誇るのが橋本さん。そういう意味で、実はかなりコンサバティブな人選だと言えます。確かに抜擢感はありますが、いかにもNHK的な選択でしょう」(同)
若い年齢層での視聴率がほしい紅白だが、今回もやはり、中高年以上に支持されるものとなりそうだ。
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