トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > STARTO(旧ジャニーズ)  > 山田涼介、目黒蓮に秋ドラマで明暗

山田涼介、目黒蓮に秋ドラマで明暗 ジャニーズファンが望むのは「王道路線」か

王道路線『silent』目黒蓮に絶賛の声

 一方、川口春奈の主演でSnow Manの目黒蓮が相手役を務める木曜劇場『silent』は、6日の初回放送時に「#silent」がTwitterの世界トレンド1位を獲得する大反響に。病気で聴力を失った男性という難役に挑んだ目黒の演技に対し、ネット上で「初回から号泣した」「めめ(※目黒の愛称)の声を出さない演技すごかった」「こんなに泣かされると思いませんでした」などと絶賛の声が殺到した。

 聴覚障がいという難しい題材を扱っているものの、基本的なストーリーは韓国ドラマのような王道の「泣けるラブロマンス」を予感させるため、安心してドラマに没頭できるという点も評価されているようだ。初回の世帯平均視聴率は6.4%でこちらも決して高くはなかったが、TVerの総合ランキングでは7日時点で『親愛なる僕へ殺意をこめて』を追い抜いて1位に。ネット上の評判を見ても、こちらは逆に右肩上がりになっていきそうな気配を漂わせている。

 前クールの夏ドラマでは、King & Princeの永瀬廉が主演した『新・信長公記』が全話世帯平均視聴率4.4%、Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演を務めた『純愛ディソナンス』が同3.9%と大惨敗。『新・信長公記』は戦国武将のクローンたちが同じ高校に集められてヤンキーの抗争のように学園の天下を争うという物語で、一方の『純愛ディソナンス』では高校教師と女子生徒の禁断の関係から始まるドロドロが描かれた。どちらも挑戦的な題材だったのだが、視聴者には受け入れられなかったといえる。

 そうした前クールの結果に今回のグロ描写満載の『親愛なる僕へ殺意をこめて』への反応を踏まえると、ジャニーズタレントと挑戦的な題材の作品は食い合わせが悪いのでは……という推測も成り立つ。山田も、ラブコメ作品だった今年4月期の主演ドラマ『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(テレビ朝日系)は人気を博し、第1話見逃し配信が同枠で歴代最多の再生回数を記録、最終回のみ30分枠から1時間への拡大放送となるなど大好評だった。『silent』で目黒が絶賛されている状況を見ても、ジャニーズファンが望んでいるのは、安心してドラマの世界観に浸れる「王道路線」といえるのかもしれない。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2022/10/08 22:24
12
ページ上部へ戻る

配給映画