『アダムス・ファミリー2』“陰の者”ウェンズデーの邪悪な仕草がヤバすぎる!
#金曜ロードショー #しばりやトーマス #金ロー
視聴者のリクエストにお応えする日本テレビ系『金曜ロードショー』リクエストは先週放送の『アダムス・ファミリー』の続編『アダムス・ファミリー2』をお送りします。
不気味だけどちょっとかわいいアダムス家に失踪していた兄フェスターが無事戻り、一家全員がそろった前作のラストではモーティシア夫人が子供を授かった描写があったが、続編ではその子供が誕生。ベビーシッターがアダムス家にやってくるが、フェスターがベビーシッターに恋をしてしまい、またまた大騒動が巻き起こる。
生まれた子供はピューバートと名付けられ、可愛がられるが「新しい子供が生まれたら古い子供は死んでしまう」という迷信を信じるウェンズデーとパグズリーはピューバートを殺してしまおうとギロチンにかけたり、罠を張り巡らせる。さすがピューバートはアダムス家の血を引いている只者ではない赤ん坊なので、ギロチンの刃を指で止めたり(!)罠から逃れたりする。
当主ゴメズは赤ん坊のために、ベビーシッターの美女デビーを雇う。ところがデビーの正体は金持ちや資産家の家に入り込んでは男を誘惑し、金品や財産を奪った後で男を殺しては去っていく連続殺人鬼だった。
デビーはアダムス家の兄フェスターに目をつけ、女性に免疫のない独り者のフェスターを誘惑することに成功する。
しかし勘のいいウェンズデーは「あの女は怪しい。うちの財産が目当てなのよ」とあっさり見抜いてしまう(さすが)! デビーは一計を案じ、二人の子供を一週間のサマーキャンプに送り出す。邪魔者のいない間に結婚までこぎつけたデビーはハワイの新居でフェスターを骨抜きにし、アダムス家に別離の手紙を送らせる。後は殺して財産を奪うだけだ!
前作よりもさらにパワーアップした本作は子供が赤ん坊を殺そうとしたり、財産目当てに殺そうとしたり、ギョっとするような描写がたくさんあるのだが、そこは前作をヒットに導いたバリー・ソネンフェルド監督なので、しっかりユーモアを取り入れてえぐい印象を与えないように努めている。これ、方向性によってはホラー・テイスト漂うグロテスクな内容になってしまうところ、ファミリー層が楽しめる作品になっているところがポイントです。
この続編では本作のヒロインといってもいい、ウェンズデーの魅力が炸裂しています。ウェンズデーはこの世のすべてに退屈しているような無表情を崩さず、黒い服で肌を隠し、陰の者としか言いようがない彼女が陽気で肌を晒しているいかにも、アメリカ娘といった少女たちに紛れてサマーキャンプにいる様は、不気味そのもの!
当然彼女はサマーキャンプの空気に馴染めず、ボーイ&ガールスカウト風の教師たちの言うことも聞かず脱走を試みたりする。
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