黒島結菜、NHK朝ドラ歴史的失敗作『ちむどんどん』後の今こそ大チャンス?
#ドラマ #黒島結菜 #ちむどんどん
9月30日に最終回を迎えた、黒島結菜がヒロインのNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。全125回の平均世帯視聴率は15.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、放送時間が午前8時からになった2010年以降の朝ドラでは最低の記録となってしまった。
番組当初から視聴者からあまり支持されなかった同作。Twitterでは毎回放送後に「#ちむどん反省会」のハッシュタグで、ストーリーに対する不満や批判が投稿されるなど、不名誉な形で話題になることが多かった。
「主演の黒島結菜さんにとっては、とんだ貧乏クジになってしまいましたね。たしかに、黒島さんはあんまり共感できない行動を繰り返すヒロインを演じていましたが、悪いのは俳優さんではなく脚本でしょう。黒島さんは、ビミョーな役にも関わらず、ひたむきに演じきっていて、むしろ演技力を評価してもいいくらいだと思いますよ」(ドラマ関係者)
黒島といえば、NHKへの貢献度はピカイチ。『マッサン』(2015年)、『スカーレット』(2020年)のほか、大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年)、『いだてん』(2020年)などを中心に、数多くの仕事を重ねてきた。
「黒島さんは、キャリアの比較的早い段階から重点的にNHKの仕事をしていて、朝ドラヒロインになるための実績を積んできたわけです。そして、満を持しての朝ドラヒロイン起用だったのに、まさかの『ちむどんどん』という歴史的な失敗作を摑まされてしまう。こんなにアンラッキーな話がありますか?」(同)
朝ドラヒロインを経験した俳優は、「朝ドラ女優」という看板を背負っていくとともに、そのイメージの“呪縛”とも戦っていかなければならない。
「いまだに“朝ドラ=清純派”みたいなイメージもあって、俳優としての幅が狭まってしまうケースも多い。特に、大ヒットした朝ドラのヒロインともなると、なかなかそのイメージから抜け出せないんですよね。
でも、黒島さんの場合は、失敗作のヒロインだったので、逆にそのイメージにこだわる必要はまったくなくなった。つまり、どんな役柄であろうと、気にすることなくどんどんチャレンジできるということです」(同)
不名誉な形ではあったが、『ちむどんどん』が話題になったのは事実である。悪名は無名に勝る。この状況をうまく利用する道もあろう。
「『ちむどんどん』はネガティブな形でエンタメ・ゴシップニュースで常時扱われてきましたが、特に話題にならないよりはマシでしょう。黒島さんについても、注目度は高まっているわけですし、朝ドラ女優の呪縛に囚われなくて済む状況です。
黒島さんはもともとアイドル的な売り方をしてきた女優ではないし、正統派の役にこだわらないスタイルなので、今の沈んだ状況をプラスに変えるだけのポテンシャルはあります。制作サイドとしても、黒島さんの現状は話題性が高くてオイシイわけだし、チャレンジングな役でオファーする好機なんですよね。むしろ『ちむどんどん』後こそが、本当のチャンスと言えるかもしれません」(同)
朝ドラの放送が終わるやいなや、10月クールのTBS系『クロサギ』に出演するなど、早くも次なるステップに向けて動き出している黒島。大逆転のシナリオはもう始まっているようだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事