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BE:FIRSTが何なのか証明しよう『BE:1』発売記念特集


BE:FIRST5曲、現役振付師がダンス徹底解説!「Bye-Good-Bye」で発覚したメンバーの“性格”

BE:FIRST5曲、現役振付師がダンス徹底解説!「Bye-Good-Bye」で発覚したメンバーの性格の画像1
BE:FIRST「Bye-Good-Bye」

 

 BE:FIRSTの原点となったオーディション番組『THE FIRST』(日本テレビ系、以下『ザスト』)を見返してみると、あれからずいぶん遠くに行ってしまったものだ、としみじみしてしまいます。プレデビューからもう1年とちょっとが経ちますが、あっという間なようで、ワクワクするかなり濃密な時間をBE:FIRSTからはもらいました。

 個々人のポテンシャルがもともと高いグループでありながら、デビューからずっと成長し続けていて、その進化っぷりでいつも驚かせてくれるBE:FIRST。

 プレデビュー曲「Shining One」から1stアルバム『BE:1』のリード曲「Scream」までを、ダンスインストラクターでYouTuberとしても活躍する「じゅりっこダンス部」さんの詳しいダンス解説付きで振り返り、彼らの軌跡をたどります。

「Shining One」オーディション直後、まだまだ初々しさが残るダンス

 はじめまして。じゅりっこダンス部と申します。小さい頃から踊ることが大好きで、5歳からダンスを続けてきました。現在はインストラクター、振付師として活動しながら、YouTubeでダンス解説&レッスン動画を公開しています。

 今回は、BE:FIRSTのダンスを改めて見つめ直すため、『ザスト』全編を見返して彼らのスキルをオーディション時から追跡しつつ、各曲のMVやダンスプラクティス動画をガッツリ研究・分析しました。特に印象的だった5曲をピックアップしてきます!

 まずは、プレデビュー曲「Shining One」(2021年8月16日発売)から見ていきましょう。

 この曲の注目ポイントは“団結力”です。メンバー全員のポーズが揃うのは当然のこと。でも、BE:FIRSTは、さらにその上を行きます。

 まずは、1番Aメロ【0:36】の部分に注目! 「運命からの招待」でポーズを決めた後、一瞬の「間(ま)」があります。ダンスにおいて、間から次の動作までを揃えるのは至難の業なんです。合宿で約1カ月間、寝食を共にした彼らだからこそ、ここまで息の合った動きができたのでしょう。

 

じゅりっこダンス解説 ①:「間(ま)」

ポーズを決めたときに一瞬だけ静止する、ダンスの切れ目。再び動き出すタイミングを計るのが難しい。

 

 1番のBメロ【1:49】「I never seem it こんな景色初めてさ」では、リュウヘイくん以外のメンバーがしゃがんでいますが、全員の高さが揃っています。メンバーの身長差は173㎝のマナトくん~183㎝のジュノンくんで最大10cmもあるはずですが、一人ひとりが自分のシルエットをしっかり理解できているからこそ、同じ高さをキープし、ハマれています。

 繊細な力のコントロールが揃っていることにも注目! 1番サビ【1:06】「響き合うほどに」で力を入れる加減~【1:12】「Yeah wow」で力を抜く加減、この“加減”まで揃えられるのは、BE:FIRSTの大きな強みだと言えます。

 オーディション最終審査の課題曲でもあったプレデビュー曲「Shining One」ですが、『ザスト』の合宿シーンと見比べても、大きく成長していることに驚きです。

 特に、ジュノンくんの成長には目を見張るものがあります。1番Aメロ【0:25】「グラス越し踊るスポットライト」のところで一時停止して見てください!

 センターポジションで踊るジュノンくんの体が、天に向かってまっすぐ引き上げられていて、軽快な雰囲気が表現できています。この「引き上げ」はダンサーにとってとても大切なスキル。背骨が吊るされるイメージで、この状態で体全体を支えています。これは腹筋・背筋を鍛えて、踊れる体に仕上げていないと難しいのですが、ジュノンくんはバッチリできていますね。

 

じゅりっこダンス解説 ②:「引き上げ」

綺麗な姿勢を作る基本テクニック。下腹部を引き上げ、頭頂部から吊るされているイメージ。

 

 ジュノンくんはダンス(と歌)が未経験だったこともあり、『ザスト』のときは手だけで踊り、胴も足も動かせていない、ぎこちないダンスの印象でした。振り覚えもイマイチで、低くハマる場面でも腰の位置が高く、高身長なぶん、余計に悪目立ちしていたのです。

 私の経験上、ダンス未経験からある程度、踊れるようになるには、最低でも1~2年はかかります。ところがジュノンくんは、ほとんど踊れなかった2次審査からたった数カ月で、他のメンバーに馴染んで踊れるようになっていたのです。見えないところでどれほどの努力をしたのか……想像に難くないでしょう。

 ジュノンくんをはじめ、オーディションから短期間でここまで成長した彼らですが、とはいえ「Shining One」は、デビューまでの期間が短かったこともあり、スキルの未熟な部分がメンバー全員に見られます。特に、表情の付け方や体の使い方は不自然で、目の開き方が無理矢理だったり、振り付けがないパートで音にノる体の動きが固かったりと、“教わった通りにがんばりました感”が出ていたのも事実。

 でも、BE:FIRSTのダンスは、ここからどんどん進化していくのです!

 

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