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『六本木クラス』最終回10.7%! 香川照之の“土下座ブロック”が物議

『六本木クラス』最終回10.7%! 香川照之の土下座ブロックが物議の画像1
テレビ朝日・木曜ドラマ『六本木クラス』公式サイトより。

 竹内涼真が主演を務める木曜ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の最終回(第13話)が9月29日に放送され、世帯平均視聴率10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。自己最高をマークし有終の美を飾ったものの、ネット上では韓国ドラマ『梨泰院クラス』との相違点が物議を醸しているようだ。

 同作は韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本リメーク版で、竹内演じる青年・宮部新が、自身の開いた東京・六本木の居酒屋「二代目みやべ」を人気店にするため、大富豪一家とビジネスバトルを繰り広げるサクセスストーリー。主人公の宿敵である「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂を香川照之が演じ、ダブルヒロインを平手友梨奈と新木優子が務める。

 初回9.6%で発進した同作は、第3話で7.0%まで落ち込むなど1ケタが続いていたが、第8話で10.0%、第9話で10.2%と2ケタを記録し、第10話~第12話は9.9%が連続。第8話以降、好転しているように見えるが、第8話放送直前には香川の“性加害”報道が「週刊新潮」(新潮社)に報じられており、皮肉にもこの影響で注目された可能性もありそうだ。

※以下、最終回のネタバレを含みます。

 全体的に『梨泰院クラス』の展開をなぞってきた『六本木クラス』は、良くも悪くも「ほぼ韓国版の完コピ」と言われてきた。しかし、最終回の2つの山場シーンに関して、韓国版と大きく異なる展開が描かれたため、視聴者を驚かせたようだ。

 その一つが、『梨泰院クラス』で印象的だった“大ボス”チャン・デヒ(ユ・ジェミョン)の土下座シーン。日本版で“完コピ”するとなると、茂(香川)が宮部新(竹内)に向かって土下座をすることになるが、放送では土下座をしようと少し腰を折り曲げた茂を、新が「土下座ですか……。今のあなたが土下座したところで、何の価値もありませんよ」と制止したのだ。

 ネット上では、「主人公が土下座を止める展開のほうが、断然良い!」「新の性格なら、こうするよね。日本版やるじゃん」と評価する声がある一方で、「香川の『半沢直樹』ばりの土下座シーンを期待してたから、“土下座ブロック”した主人公にはがっかり」と不満の声や、「ラスボスの土下座がなくて物足りない。これって香川がやらかしたせい?」と香川の報道と関連づけた臆測の声も目立つ。

 そして、相違点の2つ目が、キスシーンの有無だ。『梨泰院クラス』では、主人公のパク・セロイ(パク・ソジュン)と、ビジネスパートナーであるチョ・イソ(キム・ダミ)のキスシーンが話題となったが、日本版でこれに置き換わる新と麻宮葵(平手友梨奈)のキスシーンがカットに。放送では、手を握ったり、抱き合う程度に留まっていた。

 これについても、「キスしなくても、2人の想いが伝わってきてドキドキした」「てち(平手の愛称)のキスシーン覚悟してたけど、正直なくてほっとしたし、十分しあわせな雰囲気が伝わるシーンだった」「あのキスシーンは重要なのに……。平手はキスシーンNG? だとしたら女優としてどうなの?」「平手って俳優とのキスNG? この場面でキスなしとか不自然すぎる」と賛否を呼んでいるようだ。

 全話平均視聴率9.3%と2ケタには届かなかったものの、何かと話題性は抜群だった『六本木クラス』。香川のスキャンダルがなかった場合、視聴率や土下座シーンがどうなっていたのか気になるところだ。

 

鈴木紬(エンタメ系ライター)

元アイドル誌編集者。宮迫博之の焼肉屋「牛宮城」を誰かにおごってもらう日を夢見る芸能系ライター。芸能人のYouTubeやSNSのパトロールが日課。

すずきつむぎ

最終更新:2022/10/02 08:00
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