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芦田愛菜、CM無双に陰り? ECCのCMはSixTONES・松村北斗とジェシーに変更

芦田愛菜、CM無双に陰り? ECCはSixTONES・松村北斗とジェシーコンビに奪われ…の画像1
芦田愛菜 Jobby kid’s 公式サイトより

 CM女優としても芦田愛菜は大人気だ。現在のところECC、Uber Eats Japan、スズキ、リクルートなど15社のCMに起用されており、この夏発表された『2022上半期タレントCM起用社数ランキング』では1位に輝いている。

「現在、大学受験を控え芸能生活をセーブしているといわれる中で、この数は圧倒的と言わざるを得ません」(広告代理店関係者)

 テレビ番組にCMにと引っ張りだこの彼女だが、人気のイメージとは裏腹に、各CMの評判は意外や高くないとか。本稿では、各出演CM作品に触れながら、その理由と今後をさぐってみよう。

 まずは英語のみで出演したというECCジュニアのCM。どうやら「準備期間がほとんどなかった」ようだが彼女の「相手に伝える力」は圧巻。現場では、CMスタッフからは感嘆の声が上がったそうだ。

「ただし、彼女のCMは良くも悪くも優等生。ECCジュニアとの親和性も高かったが、言ってしまえばインパクトが弱かった感も否めない。その証左か2022年からはSixTONESの松村北斗とジェシーに契約交代となりました。そもそも松村は、ECCジュニアの生徒だったということもあり、芦田と比べると“選ばれる理由”があったということでしょうね」(前出・広告代理店関係者)

 次に紹介するのがスズキ「スペーシア」。

 4人家族のお姉さん役を演ずる芦田だが、業界からはこのCMの評価は高くない。

「佐藤二朗が父親、中越典子が母親、芦田愛菜が姉、寺田心が弟と、中越以外はCM出演ランキングの常連の人気キャストが集まっているものの、これまたインパクトの無いCMになっています。クリエイティブ・ディレクターは同じくスズキの『ハスラー』などをつとめる清水篤志郎。博報堂随一のクリエイターですが、もう定年間近。あまりにも仲の良すぎる“古き良き家族”然としたCM設定には、時代とのズレを感じるという意見が若手クリエイターから聞こえてきます」(前出・広告代理店関係者)

 それでは最後に紹介するのは、リクルート「タウンワーク」だ。ただし、このCMは前出2作と比べ、業界内でも評価は高くなったようだ。

 映画撮影時のリハーサル中というユニークなシリーズ設定の本作。32歳年上の木村拓哉を向こうにまわし、さりげない演技が光る。

「やはりその意表をついた表現が、業界内でも人気を集めています。本CMの監督はサントリー『天然水』やアイリスオーヤマなどの演出で引っ張りだこの泉田岳。独特な世界観であっても、高いクオリティに仕上げています」(CMディレクター)

 また、本CMにはある特徴が。

「映画撮影の舞台裏という設定があるためか、芦田さんの衣装が意外と“肌見せ”が多い。他のクライアントではNGになるような、忍者風の肌見せ衣装も着こなしているのは芦田さんの技量、また事務所を納得させたのはCM監督の泉田氏の技量でしょう」(前出・CMディレクター)

 芦田愛菜のCMは、CMクリエイター次第で出来不出来がまるで違う様子。単なるCMタレントではなく、やはりさすがは女優ということか。

 

 

加藤マサキヨ(CMディレクター)

1988年生まれ。広告、IT業界に精通。週末はアイドル鑑賞で目を労り、サウナで汗を流す。

かとうまさきよ

最終更新:2022/10/09 06:00
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