東京ゲームショウでも注目!世界のゲーム市場で存在感を増すスペイン発の最新ゲーム
#ゲーム
VR内の触覚を再現するベストも
スペインの各ゲーム会社・団体によるピッチで一番手を務めた「トゥログロバイツ・ゲームズ」社のサベリオ・カボルソ氏は、同社の2作目「Blind Fate – エドノヤミ」のトレーラーを初公開した。
盲目のサイバー侍「ヤミ」が主人公の、日本を舞台とするSF横スクロールアクションゲームで、盲目の主人公は足音やにおい、サーモグラフィなどのセンサーを使って敵の情報を感知して任務をこなすという。
島々を巡り、海賊の略奪品を取り戻すアドベンチャーゲーム「KOA and the Five Pirates of Mara(コアとマラの5人の海賊)」を紹介したのは、「アンダーコーダーズ」社のダビッド・シャウマンドレウ氏。
「コアとマラの5人の海賊」はChibig(チビック)、Undercoders(アンダーコーダーズ)、Talpa Games(タルパ・ゲームズ)の共同制作で、Chibigの人気ゲーム「Summer in Mara」の世界観に基づいて作られているゲーム。
巧妙な罠などをかわし、海賊のボスを倒しながら、砂浜や火山などカラフルで魅力的な自然の中に隠された宝物や秘密を集めていく。かわいいキャラクターと一緒に冒険を楽しめることが魅力だ。
ゲームプレイや映画鑑賞、オンライン上での対話をするための“触覚”を再現するスーツを開発した「オヴォ」社の要注目だ。特許を取得した触覚技術「Sensation Technology(センセーションテクノロジー)」を用いた「触覚ベスト」を着用することで、VRなど仮想現実内でのさまざまな身体的な感覚・感触を体験できるという。
風を感じたり、ボールや銃弾を体に受けるような体験ができたり、高速で運転した時の感覚や身体的な衝撃などを感じられ、「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー) 2022」でイノベーションアワード受賞した。
本ピッチでは「Games from Spain」傘下で出展するスペイン企業以外にも、インディーゲーム選考出展として選出された作品と企業も紹介された。
「ティーエルアール・ゲームズ」の「IDEA」はアーティスティックかつ物理をベースにしたパズルゲーム。プレイヤーは数々の賞を授賞した映像作家Olli Huttunenがドローンで撮影した4Kのリアルワールド映像の中を探索する。自社開発の革新的な圧縮技術により、瞬時にダウンロードが可能なことも特徴のようだ。
「スーパー・メガ・チーム」からはエンリケ・コルツ氏が登壇。「メトロイドヴァニア」と呼ばれる2D探索アドベンチャーの要素と、カードゲームの要素を取り入れた、シューティングアドベンチャーゲーム「The knight Witch(ザ・ナイト・ウィッチ)」の映像を披露した。手書きの美しい世界を舞台に、カードを使って攻撃したり、ストーリーキャラクターと絆を深めたりしながら戦うシューティングゲームだ。
「僕はファミコン時代からずっとゲームを作ってきて、もうほぼ40年くらいになります。久しぶりにこうして皆さんと集まれて光栄です。皆さんの明るいパワーと元気をもらって、新型コロナを超えて、また頑張っていくパワーをもらいました」とは、中締めのあいさつを務めたスクウェア・エニックスのプロデューサー・時田貴司氏。
「ファイナルファンタジー」シリーズなど多数の人気RPGを制作し、スペインでも人気を誇るRPGの金字塔「クロノトリガー」のディレクションを担当した時田氏は、実際に試遊スペースでいくつかゲームをプレイしたそうで、「非常にどれもよくできていて、本当に楽しい個性的なゲームが多かったように思います。ぜひ、一緒にクリエイティブできる機会を僕もつくられればと思っています」と、感想を述べていた。
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