東京ゲームショウでも注目!世界のゲーム市場で存在感を増すスペイン発の最新ゲーム
#ゲーム
3年ぶりの開催となった今年の東京ゲームショウに、「Games from Spain」としてスペインから12の企業と団体がリアル出展した。
9月14日にはその前夜祭として、スペイン貿易投資庁とスペイン大使館商務部の主催する「スペインゲーム祭」が秋葉原で開催され、スペインのゲーム業界や出展各社のゲームが紹介された。
映像分野に注力するスペイン政府
歓談しながらの立食パーティー形式で開催された「スペインゲーム祭」。会場のメインフロアでは、スペインゲーム業界の紹介や各出展団体によるプレゼンを実施したほか、別フロアには各出展団体のゲームの試遊や商談ができるスペースも用意された。
イベント冒頭、主催者のスペイン大使館商務部・文化産業担当である金関あさ氏は、「東京ゲームショウには長い間参加してきましたが、パンデミックの影響で今回3年ぶりにスペインから11社が来日となりました。各企業・団体と日本の皆様が交流していただきたく、このような会を催させていただく運びとなりました。ぜひ、今夜は活発に交流していただければなと思います」と、あいさつ。
「ヨーロッパにおいてスペイン政府はゲームだけではなく、“オーディオビジュアルのスペイン”として、さまざまな共同制作などを推進するなど、映像分野に力を入れております。ご関心があれば我々、商務部の方にぜひお声がけください」」と語った。
その後、世界中でも高い人気を誇るソニック・ザ・ヘッジホッグのキャラクターデザインなどを手がけた大島直人氏による「サルー(スペイン語で乾杯)」の発声に続き、昨今のスペインのゲーム市場に関するプレゼンが行われた。
人口4700万人ほどのスペインのゲーム市場は規模としては、中国やアメリカ、日本などと比べると小さいが、カナダやイタリアに続きトップ10にランクイン。パッケージ版とデジタル版を合わせた2021年の売上高は約18億ユーロで、ゲームジャンル別では「アクション」「スポーツ」の人気が高いことなどが特徴のようだ。スペイン国内では廃業数を上回るかたちで新たなゲーム開発会社が設立されており、ゲーム業界の雇用者・人材も増加傾向にあるという。
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