ローソン先行発売「ペヤング超大盛 彩り豊かな7種の具材のやきそば」を細か~くレビューしてみた
#カップ麺一行3昧
「7種の具材」をひとつずつ食べてみた!
それでは主役の「彩り豊かな7種の具材」をひとつずつ見ていきます。7つもあると、まるで中国料理の満漢全席(満州人と漢人が席を合わせて行う全席宴。1日じゃ食べきれない量の料理が出てくるので、なんと3日に分けて食べ終える)みたいですよね。
①チャーシューチップ
いつもの「ペヤング」には、チューブから捻り出したような形状の鶏挽肉が入っていますが、今回入っているのは豚肉。厚みのある「チャーシューチップ」で、甘めの味がつけられています。豚骨系や豚脂系のペヤングで用いられることが多いです。
いつもの鶏挽肉でもいいはずですが、それをやらずに明らかにコストがかかっているチャーシューチップを、しかも量もそれなりにたくさん入れてくるのは、ペヤングの旺盛なサービス精神のなせるわざでしょう。今回に限らず、ペヤングはいつも具が充実しています。
②キャベツ
いつものペヤングでもおなじみの「キャベツ」。7種のうちのひとつなので、いつもよりだいぶ少なめですが、今回のソースは塩やコショウが結構キツいため、甘いキャベツは相性が良かったです。
③コーン
「コーン」は、塩味のペヤングに入っていることが多く、比較的よく見る存在です。キャベツ同様、コーンも甘みが強いので、塩コショウ味のソースと相性がバツグン。黄色味で鮮やかなので、「彩り豊かな」の部分も担っていました。
④かまぼこ
ピンクが鮮やかな「かまぼこ」。かまぼこなので魚肉が主原料で、魚肉ソーセージとほぼ同じものだと思われますが、カップ麺でこれを魚肉ソーセージとしているのを見たことがありません。魚肉でもソーセージじゃないということでしょうか。
かまぼこもほのかに甘いため、塩コショウ味の激しさを和らげる効果がありました。ソースがいつもの味ではなく塩コショウ味なのは、具の甘みを引き立てるためかもしれませんね。
⑤エビ
ここまでどの具も満足できる量が入っていましたが、「エビ」は量が少なくて小さいため、この中に入ってしまうとだいぶ見劣りします。
7人の悪魔超人なら「ステカセキング」的な立ち位置と思われ、エビが少ないことをメーカーのお客様窓口に文句を言おうものなら、「奴は7人の中でも最弱……」とテンプレ返答される、かもしれません。
⑥ブナシメジ
「ブナシメジ」は細いですが、量は多くて食べ応えがあります。彩りでは他に譲るものの、ボリュームは7種の中で一番ではないでしょうか。どことなく首領の「バッファローマン」に色味が似ているので、地味に1000万パワーあるかもしれませんね。
⑦ニンジン
「ニンジン」も、カットは細かいですが量はたくさん入っています。筆者はカップ麺のニンジンを食べてあまりおいしいと思った記憶がなく、今回のニンジンも風味に欠ける印象ですが、「彩り豊かな」構成には欠かせない存在でした。
真っ当すぎるまじめなペヤング!
商品名通り「彩り豊かな7種の具材」が入った真っ当な商品で、今年のまじめ路線を突き進むペヤングを象徴するような存在でした。ツッコミどころがあるとすれば、具材が主役のわりに目立ちすぎるキツめの「塩コショウ味」と、弱すぎる「エビ」でしたが、塩コショウ味は甘みのある具を引き立てるためで、少ないエビは「奴は7人の中でも最弱……」と言いたいためだ、と考えれば、非の打ち所がなくなってしまいました。
「獄激辛」や「ペタマックス」の幻影に怯えるあまり、今回のような真面目なペヤングが出ても、今後登場する恐ろしいペヤングの壮大な“前フリ”にしか思えないのですが……。まじめ系でも楽しいのがペヤングの良いところで、次回作にも期待したいですね。
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