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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 井上芳雄に初舞台を踏ませた重鎮

『関ジャム』6年ぶりミュージカル特集! 井上芳雄に初舞台を踏ませたあの重鎮「俺やからね」

2012年の「ホリプロスカウトキャラバン」で起きた異変

 続いては、唯月ふうかの紹介。彼女の芸能界入りのきっかけは、15歳の頃に受けたホリプロスカウトキャラバンだ。2012年の同オーディションで、彼女は審査員特別賞を受賞。この日のゲストであり、唯月にとってはホリプロの先輩にあたる足立梨花が、2012年のスカウトキャラバンを振り返った。

「ふうかちゃんの回はすごい覚えてて。『グランプリしか選ばれない』ってずっと言われてたのに、裏がざわざわしてて。なんだろうと思ったら、急に『審査員特別賞を作る』って言って。そもそも、『ふうかちゃんを(ホリプロに)入れてピーター・パンにしたい』って」(足立)

 ホリプロからデビューし、ミュージカルの道に進むのは、榊原郁恵の時代からの同事務所の王道パターン。後に、高畑充希や笹本玲奈もこのルートを辿った。唯月は9代目ピーター・パンを務めた2016年、稽古中に3メートルの高さから宙吊りの状態で落下する事故に遭っており、そういったさまざまを乗り越えてきた根性の人でもあるのだ。

 ここで、またしても古田が知られざるエピソードを明かした。

「またおっさん、ちょっとねじ込むけど。笹本玲奈を選んだのは俺やで、オーディションで。『ピーター・パン』オーディションやってん、そのときは。新しいピーター・パンを探せっていう全国オーディションで、そのときに笹本玲奈がおって。もう、抜群に歌が上手くて。みんなはちょっと高校生ぐらいのイメージだったんだけど、俺はそのオーディションにおって『いや、もうあの子やろ』って言うて、それで獲ったの」(古田)

“フック船長”古田新太による、若い才能のフックアップ。素直にしびれる逸話だ。こんな風貌だけれど、古田はミュージカル界の重鎮である。

古田 「(俺は)ミュージカルの人やねんて!」
ザキヤマ 「アルコール業界の人かと思ってたからね(笑)」

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