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『有吉ゼミ』みやぞん、別荘企画でまさかの「買わない」!? 日テレとの“決別”か

『有吉ゼミ』みやぞん、別荘企画でまさかの「買わない」!?  日テレとの決別かの画像1
『有吉ゼミ』(日本テレビ系)公式Twitter(@ariyoshiseminar)より

 引っ張るだけ引っ張った挙げ句にひねり出した結論に、視聴者はズッコケた。

『有吉ゼミ』(日本テレビ系)で、2年近くも放送されてきた、ANZEN漫才・みやぞんの別荘購入企画が20日の放送で最終回を迎えた。しかし、みやぞんが出した結論は「買いません」。代わりにキャンピングカーを購入したが、視聴者からはブーイングが殺到している。

 別荘購入企画がスタートしたのは、一昨年の11月。これまで数々の芸能人が登場した名物コーナーだが、みやぞんの力の入れようは、“本気”と思わせるには十分だった。「苦労をかけてきた母親に、素敵な別荘を買ってあげたい」と語るみやぞんは、坂上忍の手引きで房総半島、伊豆、軽井沢などを巡り、気に入った数軒の物件をキープ。しかし、コーナーの最終回では冒頭から「キャンピングカーもいいかも……」と匂わせ、最終的には母親が足腰に不安があることを理由に、別荘購入を見送ったのだ。

「さんざん引っ張りましたが、結局は見切り発車だったということですね(笑)。『有吉ゼミ』は視聴率が高く、別荘購入企画は人気コーナー。押せば買いそうな芸能人ということで、みやぞんの名前が上がった。過去に登場したタレントの中には購入せずに終わった人もいたが、みやぞんの回は評判が良く、2回、3回と続編を繰り返すうちに、みやぞんは引っ込みがつかなくなったのでしょう。ひねり出した結論は、キャンピングカーを買うという折衷案でした」(バラエティ番組制作関係者)

 この結末は、途中で辞退を申し出せなかったみやぞんにも非はあるだろうが、「買え、買え」と囃し立てた周囲の責任は重い。しかし視聴者からは、

「みやぞん、ガッカリだよ」
「ほんとに別荘買う気あった…???」
「鈴木さん(※編集部注:ロケに付き合った不動産専門家)に謝罪してほしい。凄く嫌いになった」

 と、もっぱら批判はみやぞんに集中している。これまで明るいキャラクターで人気を集めてきたみやぞんだが、この決断は今後のタレント生命にも影響しかねない。

「タレントをブッキングする側からすれば、みやぞんは計算などせずに突っ走る天然キャラが魅力。それなのに、今回の企画では極めて冷静に将来のことを考え、2年近くも引っ張った企画を潰したことで、脳天気なおバカキャラが一気に崩れ去りました。せっかく人気があった別荘購入企画も、これでもう封印でしょう……。ネットの反応を見ても、好感度はだだ下がりです。もし別荘を買えば、まだまだ番組はフォローしただろうし、購入がきっかけで新しい仕事も生まれたはず。もちろん身銭を切るわけで事情もあるでしょうが、買わないという選択は悪手でしたね」(キー局関係者)

 別荘の所有は、確かに行き帰りの苦労、買い物の手間、メンテナンスなど、大変なことも多い。母親が足腰に不安を感じているなら、買わないという選択は賢明だが、それがタレントとして正解かどうかはまた別の話なのだ。さらに芸能関係者はこう語る。

「日テレは気に入ったタレントを集中して使う傾向があります。イモトアヤコやブルゾンちえみも日テレに重用された典型。みやぞんも『世界の果てまでイッテQ!』や『PON!』でブレイクしたので、その1人に入れていいでしょう。ただ、特定の局にばかり出れば出るほど、他の局は使いにくくなりますし、出る番組が絞られることで飽きも早くなる。どうしても賞味期限切れはやって来ます。

 穿った見方をすれば、みやぞんはその空気を敏感に察知していたのかもしれません。今回の一件で、自ら“スイッチ”を押したとも言えます。ただ、彼が唯一無二のキャラの持ち主であるのは事実。業界から消えるか生き延びるか、まさに正念場でしょう」(芸能関係者)

 別荘を買わないという“ANZEN運転”の行く先は?

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/09/23 06:00
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