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アレのどこが面白いの?~企画倉庫管理人のエンタメ自由研究~

『有吉ゼミ』の食レポはなぜ“うまそう”なのか? 10年間高視聴率を続ける演出手法

1000万人に向けて楽しんでもらうハイレベルな演出

 そして、食べ進めていく中で、デカ盛りメニューの器の料理がどんどん減っていくのですが、それを上(天井)からの目線で、早送りで見せている映像もなんとも気持ちよくて楽しい。こういう映像表現の数々が、とにかく「楽しい」「見てられる」という印象です。

 地上波のゴールデンタイムの番組は1000万人に向けて作るわけですから、出来るだけ幅広い視聴者に楽しんでもらわなければいけません。若い男性だけがヒーヒー笑っていても、女性や子どもはチンプンカンプンといった具合では高視聴率を獲ることは出来ません。この番組は、世代・性別を問わず、多くの人が楽しめる普遍的な企画を、他の番組が再現できないハイレベルな映像表現で制作することで高視聴率をキープしているのだと思いました。それでは今日はこの辺で。

 

 

放送作家。松本人志・高須光聖がパーソナリティを務めた東京FMのラジオ「放送室」で行われたオーディションをきっかけに放送作家の高須光聖に師事。以降、テレビやYouTubeでさまざまな番組を担当。主な歴代担当番組は『くりぃむナントカ』『シルシルミシル』『めちゃ×2イケてるッ‼』『ガキの使い 笑ってはいけないシリーズ』『得する人損する人』『激レアさんを連れてきた。』『新しい波24』『1周回って知らない話』『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』『GET SPORTS』『ヨロシクご検討ください』『青春高校3年C組』『今田×東野のカリギュラ』など。

Twitter:@kikakusouko

企画倉庫

ふかだけんさく

最終更新:2023/02/28 06:36
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