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アレのどこが面白いの?~企画倉庫管理人のエンタメ自由研究~

秋元康がまたまたアイドルをプロデュース! AKB48を成功させた怒涛の“企画の掛け算”

AKB48の成功でわかる「ヒット企画の掛け合わせが大ヒットにつながる」

秋元康がまたまたアイドルをプロデュース! AKB48を成功させた怒涛の企画の掛け算の画像4
AKB48結成当時の秋元康氏。

 ただ、この握手会や選抜総選挙を思いついた時に、秋元さんが「意味変」してCDを売ることまでを考えていたかというと、そうではない気がします(おそらく)。それを実行に移そうとする中で「CDに握手会の参加券を入れたらいいんじゃない?」というアイデアが出てきたのではないかと想像します。

 私はここが重要なポイントだと思っていまして、何か1つの企画を思いついた時に、そこに連動するもう1つの仕掛けが生めるかが、成功と失敗を分けるような気がします。選抜総選挙をやっても、握手会をやっても、商業的な成果を上げられなければ、その企画を続けることが出来ません。

 総選挙や握手会という0-1のアイデアに、もう1つの仕掛けをかけ算したことで爆発的なヒットが生まれた。0-1の企画を考えついた時に、その0-1に満足せずに、その“もう1つ”を模索できるかどうかが重要なのではないかと。

 その意味では、秋元さんが新規でプロデュースするアイドルグループも、暗号資産やメタバースという軸に、どんな企画を掛け合わせてヒットを狙うのかというところに注目したいと思います。それでは今日はこの辺で。

放送作家。松本人志・高須光聖がパーソナリティを務めた東京FMのラジオ「放送室」で行われたオーディションをきっかけに放送作家の高須光聖に師事。以降、テレビやYouTubeでさまざまな番組を担当。主な歴代担当番組は『くりぃむナントカ』『シルシルミシル』『めちゃ×2イケてるッ‼』『ガキの使い 笑ってはいけないシリーズ』『得する人損する人』『激レアさんを連れてきた。』『新しい波24』『1周回って知らない話』『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』『GET SPORTS』『ヨロシクご検討ください』『青春高校3年C組』『今田×東野のカリギュラ』など。

Twitter:@kikakusouko

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ふかだけんさく

最終更新:2023/02/28 06:37
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