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#週刊誌スクープ大賞
下村博文元政調会長、旧統一教会幹部の“言いなり”
今週の第1位は、自民党の重鎮でありながら、統一教会と極めて強いつながりを持っているといわれる下村博文元政調会長の「決定的な証拠になる」動画を手に入れた文春のスクープである。
その動画には、昨年10月9日、東京・板橋区の区立グリーンホールで開催された講演会の模様が入っている。
統一教会の古参信者で、国際勝共連合幹部の青津和代が「家庭教育支援法制を!」という演題で講演を始めようとしていた。
会場には岸田政権発足で政調会長を退いたばかりの下村のポスターが貼られ、直前まで下村の国政報告会が開かれていた。
青津は、下村がいかに誠実な政治家かについて熱弁を振るった後、彼女はこういったというのである。
総裁選の出馬を断念することを、下村が発表する前々日くらいに、政調会長室にお伺いしたときに、
「選挙のたびに、マニフェストに載せていただくように。『青少年健全育成法』と『家庭教育支援法』は、何としても自民党が達成して頂きたいということで。政調会室に今回も伺いましたし、議員会館の方にも伺いました。私も色んな代議士の先生とお会いしましたけど、よく調べられるし、覚えていらっしゃる」
と、べた褒めだったそうだ。
この「家庭教育」と「青少年」は、統一教会が推進している政策である。個人情報保護法なども字面はいいが、中身は戦前の治安維持法のように危険なものであった。
家庭や青少年などと付く政策には気をつけなくてはいけない。裏に隠されているものは、表に付けられているものとは内容がまったく違っていることが多い。
統一教会の有力者といえども、自民党の政策に口を突っ込むことなどできるはずはない。そう考えるのが常識だろうが、下村という政治家はそうではなかったというのだ。
青津がこう語っている。
「政調会長室にお伺いしたときにですね、事務方の秘書を呼びつけてくださって、『家庭教育支援法、青少年健全育成基本法を必ず入れるように』ということで。文面もちゃんとお渡しすることができまして、非常に誠意をもって対応して下さいました」
世話になっている団体だから、多少の誠意は見せておかなくては。普通はそう考えるのだが、この下村という政治家は、統一教会系の団体の幹部のいうことをそのまま、自民党の公約に入れ込んだというのだから、信じがたい暴挙である。
「家庭教育支援法と青少年健全育成条例については、自民党は十七年十月の衆院選で政権公約や党政策集に制定を記しています。
下村氏は昨年十月一日に政調会長を退くものの、ギリギリまで公約作りを進めていた。(中略)十月十九日公示の衆院選でも、教団側が要望した二つの政策は公約として明記されました」(政治部デスク)
もしこうだとすると、下村という政治家は、票がほしいというより、向こう側の人間ではないかと思いたくなる。
この文春の報道に、岸田首相や茂木幹事長らは、どう対処するのか。じっくり聞かせてもらいたいものである。(文中一部敬称略)
【巻末付録】
今週はポストだけ。
「instagramで水着 谷間 美脚を見せつけるオンナたち」
袋とじ「小湊よつ葉 はじらう新芽」
袋とじ「内緒だったAV出演が職場にバレるまで。藤かんな」
「なをん。オーキッドの唇弁」「日本グラビアクイーンコンテスト勝ち抜いた16人の精鋭たち」。私はエントリーNo.17の白藤有華がいいな。
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