『旅サラダ』中丸雄一、39歳一発目のロケでナイスリポートな回
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『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUNの中丸雄一。リポーターに就任してからはや5カ月が経つ中丸が、9月10日放送回で訪れたのは、鹿児島県・日置市であった。
親子愛をナイスリポートする中丸
9月4日に誕生日を迎えた中丸。今回は、39歳になって初めての『旅サラダ』である。少し髪を切ったのか、心なし、ヘアスタイルが軽めに見える彼。なぜか、今回は薪を積んだカートを引き、「へい、へい♪」とつぶやきながら登場だ。
この薪は、鹿児島のある伝統工芸品を作るために必要なのだそう。その伝統工芸品とは、焼き物の「薩摩焼」だ。というわけで、中丸は薩摩焼宗家の15代目・沈壽官(ちんじゅかん)さんに話を伺った。
「400年前、豊臣秀吉の朝鮮出兵のときに、今の韓国から日本のほうに連行されてきて、鹿児島に焼き物の技術を伝えたのが私たちの先祖なんですね」(沈)
朝から重い話である。朝鮮人陶工が発展させた焼き物が、「薩摩焼」なのだ。そういえば、昭和期屈指の外交官・東郷茂徳も朝鮮陶工の子孫だった。
スタジオにいる向井亜紀が、沈壽官の名前を聞いて興奮している。
「あっ、沈壽官さん! もう、鹿児島の誇りですよ。私、小学校のときに14代目のところに行って、自由研究させてもらったことがあって。子どもたちにも教えてくれて」(向井)
熱弁する向井。彼女が興奮するほど、すごい人ということだ。そんな薩摩焼の制作現場である「ろくろ成形室」を中丸は見学させていただくことに。回転するろくろの上で丸いものを作り、それが乾いたらカンナで削りながら仕上げるスペースだ。
中丸の目の前でろくろを回し、作業しているのは沈さんのご長男だった。いわば、16代目・沈壽官だ。
中丸 「作業中、すいません。話しかけていいっすか?」
息子 「はい、大丈夫です」
中丸 「……本当に大丈夫ですか?」
息子 「はい、大丈夫です(笑)」
中丸 「ダメだったら言ってくださいね。大丈夫ですか?」
息子 「ハハハハ、大丈夫です(笑)」
中丸 「いいっすか? おはようございます」
作業中の息子さんに、会話が可能か否かを十二分すぎるほど確認する中丸。同じようなやり取りを、福島県須賀川市「須賀川絵のぼり」の取材(4月16日放送回)でも見た気がする。
中丸 「焼き物の道はすごく大変だと思うんですが、年齢的にはいろんな道の選択肢があったと思うんですよ。迷う時期とかはあったんですか?」
息子 「そうですね、ありましたね」
中丸 「じゃあ、何が心を動かしたわけですか?」
息子 「やっぱり、400年以上続いている窯元なので、そこは守っていかないとと決心しました」
沈 「いや、嬉しいです。ずっと一緒に仕事したいなと思ってましたんで、そういう気持ちになってくれたことは嬉しいです」
息子さんから素敵な言葉を引き出した中丸。この道を選んだきっかけを尋ねる際の、「何が心を動かしたわけですか?」という言葉の選び方は秀逸だったと思う。
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