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『ちむどんどん』の不評が福原遥の追い風に? 『舞いあがれ!』が名作コース濃厚のワケ

『ちむどんどん』の不評でハードル下がる?

 一方、酷評続きとなった『ちむどんどん』は東京制作だった上に、高評価だった前作の『カムカムエヴリバディ』や、同じく沖縄を舞台のひとつにした名作『ちゅらさん』と比較されやすく、視聴者の不満がたまりやすい環境があった。

 『ちむどんどん』が大炎上したことで視聴者のハードルが下がっているとの見方があり、それも『舞いあがれ!』への強力な追い風になるとみられている。

 さらに、舞の幼なじみ役にブレイク俳優の赤楚衛二、航空学校で出会う仲間のひとりにジャニーズ若手屈指の演技派として知られるSnow Manの目黒蓮が配され、いまが旬の彼らの注目度の高さも番組を成功させる大きな原動力になりそうだ。

 朝ドラの評判を左右する最も大きな要素は脚本だが、今作はNHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』などで知られる桑原亮子氏、2020年の朝ドラ『エール』などを手がけた嶋田うれ葉氏、19年に「第44回創作テレビドラマ大賞」を受賞した『星とレモンの部屋』がNHKでドラマ化された佃良太氏による異例の3人体制。週ごとの分担を予定しており、少なくとも一方的におかしな方向へ突き進んでしまうおそれはなさそうに思える。

 酷評だらけの低空飛行から一転、10月からの『舞いあがれ!』で朝ドラの評価がV字回復となるのか注目したい。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2022/09/16 21:00
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