『ガリレオ』福山雅治&柴咲コウ&北村一輝が集結! “友情”を通して問われるもの
#映画 #柴咲コウ #福山雅治 #ガリレオ #北村一輝
「ガリレオ」シリーズの劇場版第3弾となる『沈黙のパレード』が、9月16日から公開される。
福山雅治と柴咲コウのタッグが約9年ぶりに復活することになった新作映画の公開にあわせて、17日には、フジテレビ系列で完全新作のスペシャルドラマ『ガリレオ 禁断の魔術』も放送される。さらに翌週の24日には、劇場版第1作『容疑者Xの献身』(2008)も地上波で放送を予定するなど、再び「ガリレオ」旋風が巻き起こっている。
「ガリレオ」シリーズの劇場版はドラマ版のエンタメ要素はあえて薄口にして、原作者である東野圭吾色を強くするのが特徴的。つまり、“テレビドラマの映画化”というスタンスからは距離を置いていることもあって、ドラマ版に登場するコメディ・リリーフ(深刻な物語で、緊張を和らげるために現れる、滑稽な登場人物や場面、掛け合いのこと)のようなキャラクターは極力登場しない。登場したとしても数秒程度だ。
『容疑者Xの献身』は、一級サスペンス、泥臭さが際立つ人間ドラマとしても評価が高く、それは日本だけに限らず、韓国と中国でもリメイク化されるほどだ。それに加えて、劇場版2作目となる『真夏の方程式』(2013)では、嘘が交差することによって守られてきた真実の関係(=方程式)を解いてしまうことの先にある崩壊と再生を見事に描いていた。
また今作は、柴咲コウがスピンオフ・ドラマ『ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ』(2013)以来、「ガリレオ」シリーズに戻ってきたというのも注目すべき点であり、初期メンバーの福山、柴崎、そして北村一輝の3人が再び顔を合わせる瞬間を観ることができるのだ。
そして毎度のことながら、結末は辛い。今回も覚悟してほしい……。
【ストーリー】
行方不明になっていた女子高生が、数年後に遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)の説明によると容疑者は、湯川学(福山雅治)の親友でもある先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件で、無罪となった男。その男は今回も完全黙秘をつらぬき証拠不十分で釈放され、女子高生の住んでいた町に戻って来た。町全体を覆う憎悪の空気。そして、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる……。
湯川学はあくまで中間的立場という重要なスパイス
「ガリレオ」シリーズの特徴として、ガリレオこと湯川学は、あくまで物理学者であり、警察の人間ではないことがある。そのため事件の核心に触れたり、犯人の目星がついたとしても、あくまで仮説として述べるだけだ。
湯川自信も、事件解決というより、その過程や結論に興味があるのであって、当事者がどういった決断を下すかは、逮捕可能であるかどうかは警察の判断に委ねている。そんな中立的立場である。
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