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キンプリ「トレトレ」初日売上が前作超え! 売り方にSnow Manへの焦り?

キンプリ「トレトレ」初日売上が前作超え! 売り方にSnow Manへの焦り?の画像1
「TraceTrace」King & Prince 公式YouTubeチャンネルより

 King & Prince(以下、キンプリ)の10枚目のニューシングル『TraceTrace』が、発売日の9月14日に発表されたオリコンデイリーシングルランキングで初登場1位を獲得。推定売上枚数は38万543枚で、4月にリリースした前作『Lovin’ you/踊るように人生を。』の初日売上を4万枚以上も上回る好調ぶりを見せている。

 表題曲の「TraceTrace」は、放送中の永瀬廉主演ドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)の主題歌。リリース日には、同局情報番組『ZIP!』『スッキリ』『バゲット』にメンバーが生出演し、スタジオで「TraceTrace」のパフォーマンスを行うなどのプロモーション活動を行っていた。

 なお、同シングルの初日売上は、2020年12月にリリースした6thシングル『I promise』の41万6,360枚に次ぐ自己2位の好成績。初週売上の自己最高は、デビューシングル『シンデレラガール』の57万6,903枚だが、『TraceTrace』も今後の勢い次第ではこれに近づく可能性もありそうだ。

 リリース前に公開されたミュージックビデオが、「かっこいい」とファンから好評を博している「TraceTrace」だが、現在TikTokでバズっているアルバム収録曲「ichiban」などと比べると、楽曲のインパクトは決して強くない。加えて、『新・信長公記』が世帯平均視聴率3%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を連発し、“爆死”状態であるため、ドラマによる宣伝効果はあまり期待できない。

 にもかかわらず、リリース日に好成績をマークできたのは、やはり各メンバーの活躍はもちろん、最近、King & Princeが力を入れているSNSを活用したプロモーションが、新規ファンの取り込みに成功した効果といえるかもしれない。

 また、同シングルは、初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の3種がリリースされ、先着特典としてそれぞれに「ステッカーシート」「クリアポスター」「ケーブルホルダー」が付属されているほか、初回特典として「期間限定動画視聴シリアルナンバー」も封入。このシリアルナンバーは、今月13~27日の2週間限定で映像が見られるもので、初回限定盤Aが「『TraceTrace』Jacket Making」、初回限定盤Bが「『Trace レース GP』タライレースリベンジ」、通常盤が「真夏のスイカ割り大会」と内容が異なるため、3形態とも予約するファンも多かったようだ。

 このほか、現在開催中の全国ツアー『King & Prince ARENA TOUR 2022 ~Made in~』の会場で、「ツアー会場限定特典付きCD」の予約を実施。各会場の周辺でのみ予約サイトにアクセスできる仕組みで、この手法でもかなり数字を伸ばした可能性がありそうだ。

 あの手この手で購入を促している様子が見て取れる『TraceTrace』。その背景には、「ポスト嵐」と期待されながらも、後続のSnow Manやなにわ男子に売上で水を開けられている現状を「打破したい」との焦りがあるのかもしれない。

鈴木紬(エンタメ系ライター)

元アイドル誌編集者。宮迫博之の焼肉屋「牛宮城」を誰かにおごってもらう日を夢見る芸能系ライター。芸能人のYouTubeやSNSのパトロールが日課。

すずきつむぎ

最終更新:2022/09/16 20:00
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