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佳子さまもついにTwitterデビュー? “皇室SNS解禁”の是非

熊野正士参院議員、流出した“セクハラLINE”の文面

 お次は、新潮と文春がともに扱っている公明党の参議院議員の「凌辱セクハラ」問題である。

 これが事実だとすれば、被害者の女性がいっているように、「こんな人が議員をしてはいけない」こと間違いない。

 ここでは新潮の記事を紹介する。

 公明党の熊野正士・参議院議員(57)が女性にわいせつ行為を行い、その後も卑猥なLINEを送るなどの性加害に及んでいたことが新潮の取材でわかったという。

 熊野という議員は医師として大阪大学の附属病院などに勤務したのち、2016年に公明党から比例区で出馬した。

 昨年まで農水政務官を務め、この7月の参院選で2度目の当選を果たした。熊野議員は妻と2人の娘の4人家族である。

 被害女性は太田恵子(仮名)で、関西地方の社会福祉団体で幹部として働く50代独身女性だそうだ。彼女自身は入信していないが、創価学会2世だそうだ。

「私が黙っていたことで、この間の選挙で彼を通してしまったという罪の意識があります。こんな人が議員をしていてはいけないと思っています」

 と憤る。

 彼女が熊野議員と出会ったのは2016年のことだという。勤務先に公明党の関係者がいたことから知り合い、熊野議員が団体に協力的な姿勢だったこともあり、一昨年に初めて食事に行ったという。

 だがその後から、しきりに「会いたい」というようになったそうである。

“事件”が起きたのは昨年10月。熊野議員が読みたがっていた本を渡すために会ったところ、帰り際に熊野議員が手をつなぐ素振りを見せてきたという。

「慌てて振り払ったら、手が私のお尻に当たったんです。そしたら、それをいいことにお尻をぎゅっと握ってきたんですよ。“痴漢ですよ!”“何をしてるかわかっているんですか!”と言いましたが、何だかぼーっとしてしまって通じない。“もう帰ります”とそのまま逃げるように立ち去りました」

 その後、熊野議員がLINEでこんないい訳を送ってきたそうである。

〈恵子(注:原文は実名)さまのお尻、たまたま手に当たりました。そしたら、とても気持ちよかったので、つい、気がついたら、恵子さまのお尻を触ってしまっていました〉

 こんな言い訳が通ると思っていたのだろうか。

 だがこれ以降、卑猥なLINEを昼夜問わず送りつけてくるようになり、次第に過激になっていったという。

 以下はその「セクハラLINE」の一部である。

〈ゆっくり手を伸ばして、服の上から恵子のお尻を優しく触るの〉

 電話でも、「今どんな格好をしているの?」「今までの男性で誰が一番良かった?」などと聞いてきた。だが、翌日電話すると、酔っぱらっていて覚えていないというのだ。

 しかし、体に触れた痴漢行為は迷惑防止条例違反、あるいは強制わいせつ罪に該当しうる行為であり、

「卑猥な内容のLINEや電話も、頻度によってはストーカー規制法に抵触する恐れがあります」(性犯罪被害に詳しい上谷さくら弁護士)

 耐えかねた彼女は卑猥な電話などについて、公明党の関係者に相談したという。その後、公明党の事務局を経由して、北側一雄副代表まで話がいったそうだ。

 4月末には北側副代表から電話が来て詫びられたという。その後、5月下旬に再び北側から電話があり、出ると、山口那津男代表に代わり、「大変ご迷惑をかけました」と詫びたというのである。

 彼女が、「議員を続けてはいけない人」というと、「もうすぐ選挙なので」「それが表に出ると議席が」といわれたそうだ。

 そのため、彼女は選挙が終わるまで黙っていようと考えた。だが、熊野は当選すると、北側副代表から電話があり、「党からは辞めさせられない。本人が辞職するしかない」といわれたため、警察にワイセツ行為を話し、弁護士にも相談したそうだ。

 新潮が、熊野議員に事実関係を質すと、以下のような回答があったという。

「現在、体調不良のため入院しています。本人に確認することができないため、回答することはできません」(事務所)

 しかし、公明党は、

「当該女性は、熊野に対し、妻と離婚することを執拗に強要しており、最近では期限を付して離婚するよう強く迫って、応じなければ週刊誌に情報を提供するなどと脅し、熊野は精神的にも極度に追い詰められていました」(公明党)

 と、彼女の側に非があるかのように回答したそうだ。しかし、太田に改めて確認したところ「離婚強要などという事実は一切ありません」といったという。

 だが公明党の対応は早かった。新潮と文春が出るとすぐに、

「熊野氏を巡るセクハラ報道 公明党、文藝春秋と新潮社を提訴
 党幹部「口封じ」は虚偽 損害賠償、謝罪広告求める

 公明党は9日、2022年9月8日発行の『週刊文春』(9月15日号)と『週刊新潮』(同)において、熊野正士参院議員のセクハラ行為を党幹部が『隠蔽』『口封じ』していたとの記事を掲載したことについて、全くの虚偽であり、名誉毀損行為に当たるとして、発行元の文藝春秋と新潮社に対し、それぞれ損害賠償の支払いと謝罪広告の掲載を求める訴訟を東京地裁に起こした」(公明党ニュース2022年9月10日)

 公党である公明党の国会議員の社会的な評価を著しく低下させたため、損害賠償請求として3300万円の支払いと、両誌および全国紙への謝罪広告の掲載を求めている。

 ずいぶん強気である。たしかに、彼女が新潮と文春の両方に情報を提供したというのには首を傾げるが、両誌に掲載されている熊野議員のLINEのメッセージが、もし熊野本人のものであるとすれば、公党の議員としては下劣で、議員辞職もやむなしではないのか。

 両誌の続報を待ちたい。

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