Mr.Children桜井と偶然隣り合わせたR-指定、盗み聞きしたその会話内容をラジオで披露
#Creepy Nuts #みやーんZZ
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第81回目。今回は2022年8月29日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中でR-指定さんが偶然、飲食店でMr.Childrenの桜井和寿さんと隣合わせの席になり、そこで思わず桜井さんの話に聞き耳を立ててしまったというトークです。
数年前、友人と食事をする店を探していたところ開いているお店があまりなく、仕方なしにちょっとお高めのお店に入ったというRさん。そのお店のど真ん中のテーブルに大人数の集団がおり、そこにミスチル・桜井さんが座っていたんだそう。
そしてRさんが通された個室は偶然にもちょうど、桜井さんのすぐ後ろの個室。そのため、Rさんはついつい桜井さんの話す言葉に聞き耳を立ててしまったようです。
「やっぱりメシ食ってても、どうしてもミスチル・桜井の話を聞きたいじゃないですか? 我々の業界、音楽業界のトップ・オブ・ザ・トップ。背後にミスチル、おんねんで? メシの味なんか、もうどうでもええやん? そのトップアーティストたる所以をなにか盗めるかもしれへんと思って俺、友達とメシ食いながらも、その会話なんかなんも入ってこない。ずっと後ろの桜井さんのテーブルの話を聞いてて。 それで桜井さんが『いや、でも今の若い子たちって、結構丁寧に説明しなければ、伝わらなかったりするんだよね。でも、その伝わらないっていうことは逆に俺たち、伝える側の技量が試されるんだよ」って言っていて。『たしかに。音楽の歌詞とか、そういうことなのかな? 熱い! 桜井さん、ちゃんと今の時代のこと、考えてるやん! 人とか時代とか世代のせいにするのは簡単。でも、こっちの腕でそこを何とかするのがミュージシャンやろがい?っ ていう話を後ろでミスチル・桜井さんがしとるがな!』みたいな感じで……」と桜井さんの話に聞き耳を立てながら、その熱いトークに次第にテンションが上がったそう。
「ずっと聞いていると『だから伝えるためにも、俺たちのチームワークってのはまた、大切になってくるし。そこを表だけじゃなく、表も裏もサポートしてやっと、ひとつになれるんじゃないかな?』って桜井さんが言っていて。『なるほど。裏方のスタッフさんとかも、全員アーティストである。一緒に伝えていかなあかんのか……』なんて思っていたら、今度は『でもなんか普通にね、これもうその若い子たちってもう、余裕でトラップとかも、すごいうまいじゃん?』って言っていて。
で、この『トラップ』って、ヒップホップのジャンルのひとつで。今、現行ヒップホップの主流って、トラップなんですよ。この話は数年前やから、日本でまだそんなにトラップが浸透してない時で。だから俺、『ええっ? 桜井さん、早っ! 他ジャンルの、しかもヒップホップのトラップまでアンテナを張ってんの? 桜井さん、ヤバッ!』ってなって……」と桜井さんから「トラップ」という意外なワードが出たことに対して、大興奮したことを話します。
「さらに桜井さん、『普通に全然、小学生とかでもプロ並みのトラップする人、いるよ?』なんて言っていて。『ああ、たしか。海外のちっちゃい子とかやったら海外ではもうトラップのビート、とうに主流になっているから。それはまあ、乗れるか』なんて聞いていたら……『だからね、やっぱりトラップした後のボールの持っていき方が超うまいんだよ』なんて言っていて。『うん? トラップした後? ボール? トラップして……あ、これ、サッカーの話してんな?』って思って……」と盛大な勘違いをしていたことに気づいたというRさん。
どうやら桜井さんとテーブルを囲む皆さんは、サッカー・フットサルチームの仲間であり、チームに新しく入ってくる若い子に対して何か教えたりする際の心得的な話をしていた模様。それをRさんは音楽業界の話をしているのだと思って聞いていたというのが真相のようです。
「俺、『ミスチルの桜井さん』やと思っていたんやけど、後ろにおったのウカスカジーの方の桜井さんやった。『Feat. GAKU MC』の桜井さん。『手を出すな!』の桜井さんやった。『Tomorrow never knows』じゃなくて。『手を出すな それだけがルール♪』の桜井さんやったんですよ」と言って話にオチをつけたR-指定さん。話の振りからオチに至るまで、いい感じの小咄を聞いたような気分にさせてくれる、Rさんの話芸が光るトークでした!
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