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『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』1〜2話レビュー

『#オオカミちゃんくん』開幕一番、令和女子たちの“トレンディ”な至言が豪速球で胸を刺す!

『#オオカミちゃんくん』開幕一番、令和女子たちのトレンディな至言が豪速球で胸を刺す!の画像1
『オオカミちゃんくん』ゆるふわレビューしていきます。イラスト/ミッケ・・佳(か)

 ABEMAの『オオカミ』シリーズの最新作、『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』が配信スタートしています。

 若き男女の恋模様をウォッチする、いわゆる恋愛リアリティ番組。でも実は、メンバーの中には恋をしない“オオカミ”が潜んでいるのです。誰がオオカミかを予測するのも楽しいけど、推しメンの恋の行方を応援していたら、相手がまさかのオオカミだった! なんて悲しい結末もあったりします。

 しかも、今回の『オオカミちゃんくん』は、女子と男子どちらのメンバー中にもオオカミが1人以上いるんです。

 今までは、男女どっちか。まだ推理しやすかった。だけど今回は、もう誰がオオカミかなんてわからない。『オオカミ』シリーズのパラレルワールドだったのです!!


※『#オオカミちゃんくん』メンバーのプロフィールをチェック!

【第1話】「大切な人のこともっとさぁ、ハッピーにしなきゃダメじゃん」

 今回のメンバーは、これまでのシリーズとなんか違う。「オオカミ新世代」と言っていいほど、はっきり感情を伝える。それに年齢も今までのメンバーより若くて、人との距離感が近いように思う。

 自分の高校時代のことを思い出してみると、みんなクラスの先頭を歩く人たち。明らかにみんながモテてる印象で、自信に満ち溢れている。

 今年の夏、甲子園で優勝した仙台育英高校の監督は言った。

「青春ってすごく密なので」。そうなんです。今シリーズ、この言葉がピッタリ!! 濃い。

 メンバーたちのお披露目セレモニーもそこそこに、10人はさっそくパーティーへ。最年長・りおが「最高の夏にしましょう!」と言って、グラス(たぶんジュース)で乾杯。みんなでテーブルを囲んで会話をした後、さっそくツーショットへ。ペアになった【にのん・ひびき】、【なな・のせりん】、【うい・はる】は、まだまだぎこちないけど、なんかいい感じ。

 その後、女子と男子がそれぞれ集まって、いいなと思った人を打ち明け合う。女子トーク、みんな自分の意見をハッキリ言っててすごい。ういが「好きになった相手がオオカミだったらいやだな」と言うと、にのんは「(でも、ここで誰かを)好きになれるかな?」。そう、誰も好きなんてになれない可能性だってある。

 さっそくオオカミ推理も始まった。女子メンバーの予想はひびきに集中するも、男子メンバーの意見はバラけている。今回は全員にオオカミの可能性があるぶん、推理するのだってハイレベルだ。

 その後は、『オオカミ』シリーズおなじみ、チームラボのミュージアムへお出かけ。ここで恋をいっきに動かすイベントが発生した。その名も「ファーストイヤリング」。男子メンバーが第一印象で気になった女子1名に、自分のイヤリングを渡すというものだ。

 

~令和トレンディ会話劇場①~

 りお・のせりんはななに、るいはももはに、ひびきはにのんにイヤリングを渡すなか、はるはにのんを呼び出す。「一番と言わんけど、(自分のことを)ちょっと片隅に置いといてくれると嬉しいな」と照れながら想いを伝えたはるに対し、にのんは「けっこう真ん中にいるよ」「ふつうに顔がタイプ!」。ますます照れるはる。にのんのセリフがトレンディすぎる。

 後日、海辺でBBQ。「ファーストイヤリング」を受け取った女子は、“気になる男子から貰ったイヤリングだけ”を着用して来るように伝えられていた。男子メンバーは女子の耳たぶに大注目! そわそわする男子たちのトークは可愛くてほほえましくてまぶしい。 

 

~令和トレンディ会話劇場②~

 ここで、ついに女子が動き出す。ファーストイヤリングをもらえなかったういが、はるを誘ったのだ。はるがにのんにイヤリングをあげた理由を聞いた後、「ういは、はるくんから欲しかったしもらいたかったけどもらえへんかったから。ここから挽回できるように頑張る!」。ういは積極的アタッカー。何がなんでも一直線、好きな人に食らいついていく精神の持ち主だと思う。

 

~令和トレンディ会話劇場③~

 注目カップル【なな・のせりん】ペアのツーショット。2人からイヤリングをもらったなながつけていたのは、のせりんのイヤリングだった。「みんなのことハッピーにしたいけど、でも大切な人のこともっとさぁ、ハッピーにしなきゃダメじゃん。1番好きだから、のせくんのつけた」。ハッピーオーラ全開で、もはや2人だけの世界。キラキラの笑顔がまぶしい。海ではしゃぐメンバーたちはまさに今、青春のど真ん中にいる。

 

 夜になり、オオカミシリーズ恒例の共同作業について発表される。今回のテーマは「世界に1つだけのイルミネーション」

 男女1名ずつ、ひびきとにのんがリーダーに選ばれる。自然とツーショットになる2人。けれどにのんの耳には、どちらのイヤリングもなかった……。

 ひびきとはる、どっちのイヤリングをつけるか、まだ迷っていると言うにのんに、はるが踏み込んだ。

 

はる 「どっちにかたむきそうやった?」

にのん「聞いちゃう?」

はる 「聞かんと後悔したくないな」

にのん「正直、はるくんにしようと思ってた」

 
 はるの粘り勝ち!! 意外と勝負師&熱い男。恋愛ヒートしてる。 その日の帰り道、初めての「太陽LINE」(※)が全員のスマホに鳴り響いた。

(※)メンバー全員のグループライン。ここで好きな相手をデートに誘うことができるが、LINEの内容は全員に公開されるし、デートには誰でも参加できる。

うい「はる君、どこか遊びに行きませんか?」 

 
 
 ういだ。今、恋愛しない人のほうが多いと聞くけれど、まるで「東京ラブストーリー」のように真っすぐ放たれる言葉たち。

 白黒はっきりな世界。今回の『オオカミちゃんくん』は戦だ。

 熱くてたまらない。もはや焦げてると言っていいほど、熱い。

[button_more text=【第2話】「一途な人ってやっぱり勝つなって思う」

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