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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ディズニー、パーク内での「営利活動」を禁止

ディズニーが園内での「営利活動」を禁止 「YouTuber排除?」と話題で賛否

「禁止にしても変わらない」との見方も

 実際、他の人の迷惑にならないように配慮した上で撮影しているYouTuberは少なからずおり、そうした動画をディズニーを満喫するための有用な情報源としている人は多い。ショーやパレード、グルメなどは事前にチェックしておくとスムーズに楽しめるが、動画だと手軽に確認できて視覚的にもわかりやすく、重宝されているようだ。

 ただ、パークの雰囲気を壊すような撮影をしているYouTuberがいるのも事実で、ディズニー側がわざわざ「営利活動の禁止」を明文化したのは「看過できない」という状況があった可能性もある。

 しかし、禁止事項を追加しても状況は変わらないのではという指摘もある。禁止事項には「他のお客様のご迷惑となる撮影および公衆送信」といった項目もあるが、パーク内では一部の客がTikTok撮影のために集団でダンスするなどして他の来園者に迷惑をかけている光景を目にすることは珍しくない。

 そういった行為が見逃されている現状を踏まえて、今回の禁止事項の追加について「実効性はないのでは」とみているディズニーファンもいるようだ。その一方で「収益化されているディズニー動画を見つけたら通報する人がいそう」「収益とか関係なくディズニー動画を上げたら炎上しそう」といった声もあり、不透明な状況となっている。

 7日にはタレントの三上悠亜がモデルの藤田ニコルとディズニーシーで遊んでいる動画をYouTubeチャンネルにアップしたが、「今後ディズニー動画あげれなくなるかもだけど」「この動画は8月に撮影したものです」と断った上で公開したこともあってか、ほとんど批判は起きていない。

 しかし、そうした状況も「営利活動の禁止」の認知度が上がっていけばどうなるかわからず、YouTuberたちにとっては死活問題になる可能性もありそうだ。


SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2022/09/08 21:00
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