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旧統一教会への弱腰報道のなぜ──朝日新聞が暴露恐れる“宴席”の内容

山際経済再生相、“統一教会との窓口となる人物”への家賃44万円

 さて、岸田首相が茂木幹事長に命じて、統一教会と関係のある議員の洗い出しを命じたが、大変な数の議員が関係があることが判明したようで、対応に苦慮しているようだ。

「自民党の茂木敏充幹事長は4日、NHKの討論番組で『世界平和統一家庭連合(旧統一教会)』や関連団体との関係をめぐり、党所属の国会議員に求めている点検の結果を『今週中には公表したい』と述べた。報告内容は『おかしいことがないかと私自身や党の幹部で聞き取りなどもしっかりと行っている』と述べた」(朝日新聞DIGITAL9月5日 5時00分)

 だが、連日のように、統一教会と関係のある議員の名前が取りざたされ、報告書を出しても、中途半端なものになる可能性は高い。

 中でも、新潮が熱心に報じている山際大志郎経済再生大臣(53)と統一教会との深い関係は、大きな焦点になろうとしている。

 なぜなら、新潮の報道を山際大臣は会見で全否定したからだ。

「山際大志郎経済再生相は2日の閣議後の記者会見で、自身の事務所秘書が『世界平和統一家庭連合(旧統一教会)』の信者の可能性があるという週刊誌の報道を否定した。1日発売の週刊新潮が、教団との窓口となっている私設秘書が信者の可能性があると報じていた。

 山際氏は会見で、秘書らに『今まで内心の自由に触れるような質問はしたことがない』などと説明。そのうえで、先に岸田文雄首相が教団側との関係を断ち切るよう指示したことなどに触れ、『(首相の)指示も踏まえ、今回は事務所にいるスタッフ全員にその事実関係を確認した。1人もその当該宗教の信者だという人は確認できなかった」と述べた』」(同・9月3日 5時00分)

 新潮のいい分を見て見よう。

 山際大臣は、資金管理団体が統一教会の友好団体に会費を支出していたことや、関連団体のイベントに出席していたことを会見で認めていた。

 その中でも一番の疑惑は、「山際事務所の選挙スタッフや秘書に統一教会の信者がいると言われています」(ジャーナリストの鈴木エイト)

 川崎市高津区の古びた3階建てのマンションは山際大臣の事務所と彼が代表を務める政党支部が置かれているといい、そこには統一教会の男女が出入りしていたというのである。
しかも新潮は、「山際事務所内には統一教会との窓口となる人物がいる。私設秘書として勤める30代の男性だ」と指摘する。

 しかもこの人物は、金庫番でもあるという。さらに不思議なことに、山際大臣が代表を務める自民党神奈川県第18選挙区支部の2020年政治資金収支報告書を確認すると、3階建ての古いマンションの所有者は件の秘書の会社で、毎月44万円もの家賃が支払われているというのだ。

 だがこの秘書に、新潮が連絡を取ろうとしても取材に応じないという。

 この秘書とは何者で、果たして統一教会とどういう関係があるのか。もしこの話が事実で、秘書が統一教会と何らかの関係があれば、山際大臣の辞職だけではなく、岸田政権にも大きなダメージを与えることになるだろう。

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