香川照之「性加害」、不倫さえも許容する歌舞伎界でもNGな下品さ
#歌舞伎 #城下尊之 #性加害
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――銀座のクラブホステスへの性加害報道があった香川照之。CM契約をしていた4社が放映を取りやめたり、「契約満了」としてホームページ上の動画を削除したりしました。対応を保留中の他社も今後、取りやめる方向で続くでしょうし、情報番組『THE TIME,』(TBS系)のMCも降板になりましたね。
城下 スクープしたのは「週刊新潮」(新潮社)の8月24日発売号。マスコミは発売前日に早刷りが手に入ったので、記事の内容を知っていました。でも、みんなおとなしかった。というのも、記事内容は一般人のホステスさんがクラブのママを訴えたものの、すでに訴状を取り下げたという話。香川さん本人が訴えられたわけではなかったので、「週刊新潮」以外はウラが取れなかった。ところが、所属事務所に問い合わせしたところ、すぐに事実と認めて謝罪した。「事務所が認めたなら」ということで、各社が一気に報じ、ネットは大炎上。もし事務所が何もコメントしなかったら、そのまま終わってたかもしれません。
――内容が内容だけに、事務所もそのままシラを切るわけにもいかなかったのかもしれません。
城下 そうですね。法を犯したわけではないとはいえ、内容が下品すぎました。特に女性は反感を持つでしょうね。ここは潔く謝るしか乗り切る方法はないでしょう。
――銀座の高級クラブで、そんな下品なことをするなんてビックリです。
城下 下品な遊びをしたければ、そういうタイプの風俗店に行けばいいのに。香川さんは“遊び方を知らないのか”と言いたくなりますね。遊び方を教えてくれる人がいなかったんでしょうね。仕事をバリバリやって有名俳優としての地位を築いたら、何をしてもいいと思ったのでしょうか。
香川さんは歌舞伎役者・市川中車としても活動しています。二代目市川猿翁さんと女優の浜木綿子さんの息子で、血筋は確かに歌舞伎役者の家系ではありますが、両親が離婚して母方に引き取られたため、46歳のときにようやく歌舞伎の舞台に立つことが認められた人。若い頃に歌舞伎役者の先輩に遊び方を教わることもなく、歌舞伎役者がよくやる舞妓遊びも経験していない。
――そういえば、不倫が発覚してもビクともしない歌舞伎役者とは格の違いを感じますね。
城下 たびたび不倫が報じられている歌舞伎役者の代表格といえば、中村芝翫さん。妻・三田寛子さんと5月頃から別居していることが発覚し、三田さんが事実だと認めました。
芝翫さんは橋之助時代の2016年10月に京都の芸妓との密会がスクープされて以降、何度も不倫疑惑が報じられています。三田さんは、最初に不倫が発覚したときに「離婚はないでーす」と笑顔で否定。今回の別居についても、隣のリフォーム工事の振動がひどくて別居し始め、今もそのままになっていると説明しています。その別宅に女性ファンが訪ねてきていることについては「いい大人ですし、主人は主人」としながら、やはり離婚はないと否定しています。
「中村芝翫&三田寛子は離婚しない」22年結婚&離婚しそうなカップルを大予想!
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説! ――2022年の1発目は、今年離婚しそうなカップルを...歌舞伎役者の妻は、夫が浮気しようと別居しようと、正妻であることに意義がある。公演初日、中日、楽日に着物姿でご贔屓筋に挨拶し、息子たちを立派な歌舞伎役者に育てる。それが正妻の仕事でありステータス。浮気くらいでガタガタ言わない、というスタンス。せいぜい「みつからないようにしなさいね」と言うだけ。歌舞伎界は現状、治外法権みたいなところがありますからね……。あ、名誉のために言いますと、歌舞伎役者でも浮気しない人もいますよ!
――そりゃみんながみんな、遊び人というわけではないとは思いますが(汗)。
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