卒業控えた樋口日奈が影ナレ、怒涛の泣かせ演出に畳み掛けられた『全ツ』最終日
#ショウムライター
※本記事には、ライブ内容への言及があります。
齋藤飛鳥、与田祐希にチョークをおみまい!乃木坂全ツ2日目、初日との違いレポ
※本記事には、ライブ内容への言及があります。 DAY2 空扉から降る物は、止むに止まれぬ嬉し涙であった。 3年もの間、乃木坂46の不在に耐えて来たんだ。 いい...DAY3
多分、
きっと、
恐らく、
本当に枯れてしまうまで泣きじゃくったのだろう。
前日までの有り様が嘘の様に、最終日は雨のない、晴れた空の下でのライブであった。
しかもその翌日である9月1日はまた雨が降った。申し合わせたかの様にとは前記事にて書いた通りではあるが、それにしたって少々ドラマチックとロマンチックが過ぎやしないだろうか。これじゃあまるで歓喜の涙を2日間に渡って流し続けた空、そしてようやく心からの笑顔でライブを楽しんだ空が、過ぎ去った、終わってしまった、乃木坂46 「真夏の全国ツアー2022」を嘆き悲しむ余り、また泣き出してしまった様ではないか。
ドラマチックとロマンチック(ついでにセンチメンタル)が過ぎるのはおっさんの頭の中だって?
うっせえうっせえう(以下略)。
そりゃ感傷に浸りたくもなるよだってツアー最終日となった神宮3日目は30thシングルの活動をもっての卒業を発表(卒業セレモニーは10月31日、東京国際フォーラムにて開催との事)している樋口日奈が影ナレを務めやがるもんだからもうオープニングからして既にアレだよ何なら1曲目の好きロック(と賀喜遥香は略していた)からおっさんはちょっと泣きそうだったよ3日目にしてやっと晴れた空に澄んだ音色のピアノのイントロが響き渡るんだよ何だよ寂しいじゃねえかよそう思って聴きゃこの曲基本全般泣きメロじゃねえかよCメロとか特に泣けんじゃねえかよっておいマジかラスサビで振り回すタオルよく観りゃ自分じゃねえタオル持ってるヤツがいるじゃねえかよ……!!!
こりゃあ初っ端から泣かせに来やがる。五百城茉央が冨里奈央、田村真佑が早川聖来、金川紗耶が掛橋沙耶香と、それぞれの事情で欠場となったメンバーのタオルを掲げているではないか。
くそう、昨日のおっさんは神宮の涙腺を完全にナメていたが乃木坂はおっさんの涙腺を完全にナメている。歳食うとダメなのよこう言うのめっきり弱くなるのよとほほのほなのよロックはどこいったとか言っちゃあいけねえよ泣けるロックもあるってえ事よ。
おっさんが乃木坂46を好んで聴く様になった1つの理由にはこの、泣きメロ感と言うか90年代J-POP感というか何というかがあるのだが、このブロックの後半2曲の「ガールズルール」(”真夏に恋して”でカメラが秋元真夏を抜く演出が楽しい)と「裸足でSummer」(”ルイボスティー”なるものをこの曲で初めて知った方も多いのではなかろうか)なんかは特に、それを強く感じさせる楽曲であり、千秋楽の夕闇で体感するそれは正に格別の感傷を呼び起こすのであった。
井上和がMCを務め、そのまま自身がセンターを担当する「絶望の1秒前」。続く「バンドエイド剥がすような別れ方」は菅原咲月がセンターを担当。5期曲の今後の展開にも期待が高まる。
最終日ともなるとやはり、切ってくるのは強カード。ここで4期は「I see…」(オフィシャルMV再生回数は何と驚異の2600万超え)を、そして3期は岩本蓮加のセンターで「思い出ファースト」(当曲でセンターを務めた大園桃子の卒業に合わせ、リリースから4年以上の時を経てMVが完成、公開された)を披露。期別曲の中でも特に、重要な一手が畳み掛けられる展開となった。
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