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日刊サイゾー トップ  > ペヤング新商品の“黒幕”の正体

「ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り」商品名と全然別モノ!? 全てを支配する“黒幕”の正体

「超大盛合い盛りうどんそば風」はどんな味?

「ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り」商品名と全然別モノ!? 全てを支配する黒幕の正体の画像9
左にうどん&天かす七味、右にそば風&わかめネギ

 麺にそれぞれのソースを合わせ、うどんの上に天かす七味、そば風の上にわかめネギをのせて完成。

 天かす七味は商品名に入っていて主役級キャラのはずなのに、わかめネギのほうが明らかに目立っています。上にのせるとそば風の麺が見えなくなってしまいました。“事実上の主役キャラ”という意味では、このわかめはのび太くんやバカボンのパパと同じタイプですね。

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ソースと合わせた「うどん」(左)と「そば風」(右)

 白黒つけてと言わんばかりの、オセロのようなツートーンの「うどん」と「そば風」。色も太さもまったく違っていて、カップ麺で龍虎並び立つのはとても新鮮です。

 うどん用のソースは、いりこなどの魚介を効かせた醤油味。うどんのつゆといえば昆布だしで丸みがあるイメージがありますが、今回のソースは昆布ではなく、塩気強めでキリッとした味わい。うどんの麺は太くて縮れがついており、油揚げ麺臭が強めでした。

 そば風のソースは、かつおだしの醤油味。こちらは強く甘みを効かせています。これまで出ていた「ペヤング蕎麦風」で使われてきた醤油から、濃くて甘い、いかにも関東風のそばつゆの味となっています。正直、そば風の麺にそばの香りなどはあまり感じませんが、ソースの味があまりに典型的なそばつゆ味なので、麺含めてかなりそばっぽく感じられました。

わかめの存在感が強すぎる…! だけど相性はバッチリ

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粒が小さめの天かす・七味

 商品名にも入っている「天かす・七味」。七味で赤くなった天かすはとてもきれいで、画一的な球状で粒が小さめです。東日本の人にとっては「揚げ玉」と呼ぶ方が一般的で、西日本で一般的な「天かす」と聞くと、もっと粗放的な、荒々しい形状のものを思い浮かべるのではないでしょうか。

 今回の天かすは粒が小さいため、麺と合わせてもあまり風味が目立ってきません。特に、甘濃いそば風用ソースと合わせてしまうと、天かすの風味が埋没してしまう印象でした。比較的控えめな味のうどん用ソースとのほうが相性は良さそうです。七味の香りはどちらの麺と合わせてもきちんと感じられました。

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わかめ・ネギ

 商品名やパッケージには一切書かれていなかった、わかめとネギ。特にたっぷりお湯を含んで膨らみ切ったわかめは、キャラ乱立の今作の中にあっても最も目立つ存在で、主役と言っても過言ではありません。いや、色的に考えると黒幕の方が相応しいでしょうか。食べても、そのまま頭にのせても髪の毛フサフサになります。

 これだけボリュームがあると、わかめの磯風味も強すぎて、もはや「わかめうどん」であり「わかめそば(風)」です。甘濃い味のハッキリしたそば風との相性が特に良いですが、太くて油揚げ麺の風味が強いうどんと合わせても、爽やかな味になってバッチリでした。

 まともにわかめと麺を合わせて食べると、わかめが強すぎて他の味の存在感がなくなってしまう量なので、「合い盛りうどんそば風」にわかめサラダが付いてきたということにして、別個で食べる形にするほうが、他の味を消さずに済んで良いかもしれません。

まさか、わかめが黒幕だったとは!

 パッケージから、いろんなキャラクターが集結した濃い一杯であることは想像できましたが、わかめの存在感が強すぎて、実は「わかめうどん」と「わかめそば風」になっていたとは想像がつきませんでした。ペヤングらしい楽しいサプライズといえます。

オサーン(カップ麺ライター)

カップ麺ブロガー&ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

おさーん

最終更新:2023/02/27 20:37
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