トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 女優が監督による性被害を告発

『シン・ゴジラ』参加の西村喜廣監督から「暴力や性被害を受けた」女優告発で波紋

西村監督が「度が過ぎる」と反論

 これに対して、西村監督は同31日付のTwitterで「彼女が雇用した弁護士からの和解契約があるので、ずっと黙っていましたが」と前置きした上で、「最初は不法侵入、器物破損。2度目は不法侵入、ハッカー行為、データ窃盗で逮捕、3度目はあからさまな誹謗中傷行為で逮捕され、起訴猶予に近い不起訴処分になっています」とツイート。

 水井は2019年に西村監督と未成年少女との関係をTwitter上で告発し、西村監督の訴えによって逮捕され、その後に不起訴になったと明かしていた。西村監督のツイートは、それ以外にも多くの問題行為があったことを示唆しているようだ。

 さらに、西村監督は「僕は我慢していましたが度が過ぎます」とし、先述の映画『ら』の制作費などをめぐる西村監督と水井の紛争の和解契約書を公開した。

 昨年2月に交わされた同契約書には「相互の秘密情報について守秘するものとし、相互の名誉を毀損したり、誹謗中傷したりしないことを、ここに約する」「第三者から問い合わせがある場合には、簡潔に『従前は紛争があったが、現在は円満に解決して、配給権は乙(水井)にある』皆、結論のみを互いに回答できる」といった文言がある。

 だが、これに水井はTwitterで「あれは、“水井が全ての権利を所有している映画【ら】の収益を、西村映造(※西村監督の会社)が『払いたくない』と云う理由で払わずにいた問題”の和解契約書で、それ以外の何物でもありません」と反論。さらに「ハッカーとデータ窃盗で逮捕された事はありません。虚偽による名誉毀損ですから、訴えましょうか」「『起訴猶予に近い不起訴』はただの願望なのではないでしょうか。根拠が不明です」とも主張した。

 性加害の問題については水井が一方的に主張している段階で真偽は確かめようもないが、現場などでの「体罰」については、映画監督の加賀賢三氏が4月にTwitterで「演出部で参加させていただいた現場で西村喜廣監督に蹴りを入れられたので、咄嗟に蹴り返してしまいました」と証言していた。

 また、今回の件とは無関係ながら、西村監督は子役への過度な暴力演出があったとして問題視された映画『ヘドローバ』のプロデューサーを務めていた件でも批判にさらされたたことがあった。

 現在は双方のファンが困惑している状況だが、いずれにしても一連の告発ツイートは大きな反響を呼んでおり、今後も事態の推移に注目が集まりそうだ。


最終更新:2022/09/01 21:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画