Ado、さらなるブレイクへ…『ONE PIECE FILM RED』音楽で「史上初」快挙連発!
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本家ビルボードのチャートにも…「新時代」はAdoの新章を開く?
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この猛烈な勢いは本家ビルボードチャートにも波及。世界200を超える国・地域におけるデジタルダウンロードおよびストリーミング再生数で構成されグローバルチャートで、「新時代」(英題「New Genesis」)は、現地時間の8月22日に発表されたチャートで前週40位から20位まで上昇。米国のデータを除外したグローバル・エクスクルーディングUSチャートでは前週18位から8位とトップ10入りを果たしている。
このチャートにJ-POP曲がランクインした例では、社会現象を巻き起こした『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』の主題歌となったLiSAの「炎」がグローバル8位、エクスクルーディングUSで2位まで到達したのが過去最高だが、そのほかにグローバル・エクスクルーディングUSチャートでトップ10入りしたのはこれまでYOASOBI「夜に駆ける」(最高6位)のみだった。Ado「新時代」のすごさを客観視しやすい結果と言えるだろう(ちなみに「うっせぇわ」は最高16位)。
そしてこの『ONE PIECE FILM RED』とのコラボレーションは、間違いなくAdoのキャリアの転機となりそうだ。
Adoといえば「うっせぇわ」のイメージが強く、テレビ露出が限定的なこともあって、テレビ以外で最新の音楽に触れることのない層からはいまだに“一発屋”と誤解されているケースもまま見られるが、TeddyLoidが編曲に関わった「踊」は2021年のビルボードジャパン年間チャートで18位に入るヒットを記録しているし、昨年の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の主題歌となった「阿修羅ちゃん」も、自身4曲目となるストリーミング累計再生回数1億回を突破する人気を博した。だが、今回の「新時代」のヒットは格段に規模が大きい。加えて、主題歌を担当する映画そのものが記録ずくめの特大ヒットとなっており、ビルボードジャパンのカラオケ人気指標では「うっせぇわ」以外で初めてトップ5入りしている点を見ても、新たな代表曲として世間一般にも広く認知されるだろうことは間違いない。
さらに、Adoを支える制作陣の変化にも注目したい。今年1月に発表した1stアルバム『狂言』はすべての楽曲がボカロPとしても活動しているクリエイターからの提供曲で構成されていた。だが一転、『ウタの歌』では中田ヤスタカ、Mrs. GREEN APPLE、Vaundy、折坂悠太、秦基博らと顔ぶれが変わった。これだけならこの映画のため、と解釈することもできるが、10月に公開される橋本環奈主演のホラー映画『カラダ探し』の主題歌「行方知れず」は、Adoが敬愛する椎名林檎が提供。Adoの制作チームが、彼女の活躍のフィールドを広げようとしているのは明らかだろう。この“新路線”が支持されるかはこれからの話だが、Adoの歌手としての天性の素質に加え、「新時代」を始めとした『ウタの歌』収録曲の人気を見るかぎり、大きな成功を納める可能性は高い。
8月27日からは第3弾入場者プレゼント「『ONE PIECE』コミックス巻4/4 “UTA”」が全国300万部限定で配布されるなどの施策も続いているほか、28日にはフジテレビで興収100億円突破記念番組が関東ローカルで放送されるなど、まだまだ『RED』旋風が続きそうだが、Adoもこの勢いでさらなる飛躍を遂げ、キャリアの“新時代”へと突入することになりそうだ。
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