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木村カエラ『saku saku』が16年ぶり復活へ 往年の“サクサカー”たちが沸く夜

木村カエラ『saku saku』が16年ぶり復活へ 往年のサクサカーたちが沸く夜の画像1
『saku saku』(TVK)公式サイトより

 大阪の怪物番組『探偵ナイトスクープ』(朝日放送)や、大泉洋という大スターを生んだ『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)、近年でいえばお笑いコンビ・千鳥の冠番組『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)など、地方発の大ヒット番組は定期的に現れる。

 テレビ神奈川(TVK)で2000年~2017年まで放送された『saku saku』もそのひとつ。同番組が8月28日に『saku saku 2022 ~復活の呪文 らえからむきとんせんぃヴぃらし~』として復活し、2代目MCの木村カエラが16年ぶりに『saku saku』に出演する。

「『saku saku』は音楽MVを流しつつ、その合間にMCの女性タレントとパペットがトークする音楽系バラエティ番組。朝7時半スタートの帯番組で、しかも音楽番組という、およそヒットとは縁遠い形態ながら、そのユルユルな内容が若者にウケて、深夜の再放送や地方ネットでファンがどんどん増殖しました。

 基本的には音楽番組なので、アーティストとの関係は深く、コブクロ、スキマスイッチ、一青窈、いきものがかり、平原綾香などは何度もゲストとして登場。番組のファンは“サクサカー”と呼ばれ、著名人のファンも多く、ローカル番組ながらDVDはシリーズ累計で30万枚近く売れました」(音楽ライター)

 テレビ離れが進む現在となっては、朝の帯番組のDVDがバカ売れするなど考えられない話だ。今回の復活はTVKの50周年記念で実現するものだが、木村にとっても『saku saku』は特別な番組だ。

「木村カエラは2代目のMCでしたが、抜擢された当時は無名のモデルで、テレビ出演も初めて。しかし、パペットとのトークが人気を博したのが足がかりとなり、歌手として大ブレイクし、番組も全国10局以上で放送されていました。今回の『saku saku』復活はTVK限定ですが、ネットではかなり話題となっており、放送されない地域のファンからネット配信を望む声が多数上がっています。

 木村は最近露出が減っていますが、今回の放送はかなり話題になるはず。現在30~40代の視聴者はもちろん、テレビマンの中にも『saku saku』のファンだった人間は多い。あれだけトークができるアーティストはなかなかいないので、改めて脚光を浴びるきっかけになるかもしれません。本人としても、自分がブレイクするきっかけになった番組の復活ですから、やる気は十分でしょうし、今後、新たな展開があるかもしれません」(テレビ関係者)

 平成にウケたユルユルなテイストは令和でも受け入れられるのか。サクサカーは必見だ。

 

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/08/28 18:00
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