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香川照之「性加害」報道でCM業界に波紋…トヨタ自動車の広告戦略にも影響か

香川照之「性加害」報道でCM業界に波紋…トヨタ自動車の広告戦略にも影響かの画像1
香川照之(Getty Imagesより)

 俳優の香川照之に「性加害」報道が飛び出し、多方面に大きな影響が及びそうな状況で業界が騒然となっているようだ。

 24日に「デイリー新潮」(新潮社)が『香川照之の性加害で被害者がPTSDに 下着を剥ぎ取り、胸部を直に触り…やりたい放題セクハラ』と題し、テレビで知られる人柄からは想像できないような「狼藉」を報じた。

 記事によると、香川は2019年7月に銀座のクラブでホステス女性に対し、胸を触ったりキスをしたりするなどの性加害行為を行ったという。女性はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患い、香川を止めなかったクラブのママに対して損害賠償を請求する訴訟を起こす事態に発展した。

 訴訟は昨年取り下げられたそうだが、訴状には「被害者のブラジャーをはぎ取り、香川や同席した客たちが次々とそのにおいを嗅いで卑猥なことを述べた」「被害者にキスし、服の中に手を入れて胸を直になで回した」といった生々しい記述があったという。

 同誌の取材に香川および所属事務所はノーコメントを貫いていたが、25日、「本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまったことは事実です」と報道を認める声明が発表された。記事にあった訴訟については、香川が訴訟の対象ではないこと、すでに取り下げられていることに加え、「何よりお相手の方のお気持ちを尊重」するため、コメントは差し控えるとしつつ、「ご指摘いただいたことを本人は深く反省し、今現在も自らの戒めとしております」「お相手の方には、本人から深い反省と謝罪の気持ちをお伝えし、 ご理解とお許しをいただいております」と報告している。なお、この文章は被害女性の了承を得て発表したものとのこと。

 香川は歌舞伎役者・市川中車として活躍する一方、大ヒットしたドラマ『半沢直樹』(TBS系)の大和田常務役などで日本を代表する名優となり、放送中のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)にも出演中。一部では、山崎賢人が主演する10月スタートのTBS系日曜劇場『アトムの童(こ)』への出演が内定していたとも伝えられている。11月には、14年ぶりの単独主演映画『宮松と山下』の公開も控えている。報道を事実と認めたことで、多方面に余波が広がる可能性も浮上している。

 近年の香川は、独特のキャラクターが世間に愛されて「性加害」報道などとは正反対の仕事を多く抱えていた。

 朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)では金曜日MCを務めている。木曜に謝罪文が発表されたのは、『THE TIME,』出演の兼ね合いも大きいだろう。

 香川は大の昆虫好きとして知られ、2016年からNHK Eテレの教養番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』に着ぐるみ姿の「カマキリ先生」として出演。ユーモアを交えて昆虫の生態などを詳しく解説する内容は子どもウケがよく、教材として導入している小学校も少なからずあるという。さらに、香川プロデュースの昆虫アニメ『インセクトランド』も同局で放送されており、文部科学省の「こどもの教育応援大使」にも任命されている。

 今回の「性加害」報道で子どもたちや保護者は大きなショックを受けることになりそうだが、業界的な観点でいえば、それら以上に深刻なのがCMへの影響だ。

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